県産チューリップ輸出再開へ 台湾・嘉義市へ球根8000個(富山)

2015年11月10日

エリナのささやき

経産省委託事業の「EPA(経済連携協定)活用セミナー」がきのう新潟市であり、参加してきました。EPAというよりはFTA(自由貿易協定)と言った方が親しみやすく実態も変わらないので、セミナーでは「FTA」で通していました。これも活用への一歩かな。▼TPP(環太平洋連携協定)が大筋合意され、日本もいよいよメガFTA参加国になろうとしています。メガFTAは、ある一面、国が関税収入を放棄すること。その分、国内生産を推進していかなければ元が取れません。ところが、FTAを利用するために必要な「原産地証明」の発行手続きが難解と思われていて、これまであまり発行されることがなかったのだそうです。このままでは宝の持ち腐れ、おおいにFTAの活用を図りましょう、というセミナー。勉強になりました。

参加したかった・・

地域ビジネス前線

◇県産チューリップ輸出再開へ 台湾・嘉義市へ球根8000個(富山)

夏野砺波市長は30日、誘客キャンペーンで台湾の嘉義市を訪れ、県花卉球根農業協同組合からの県産チューリップ球根8千個の目録を届けた。20年以上途絶えている球根の輸出再開に向け、同組合と砺波市が連携した取り組み。通常温暖な台湾では咲かないが、同組合の独自の開花技術を用い、嘉義市内に植え込み開花させて需要を喚起する。

夏野市長ら訪問団は29日から台湾を訪れ、旅行会社10社を訪問しフェアやチューリップ四季彩館をアピールした。31日は県が主催する県観光物産展に参加し、チューリップの切り花を来場者に配布する。県内球根の輸出は、かつて北米を中心に行っていたが、低価格のオランダ産に押されて1991年から途絶えている。(北日本新聞10月31日付より)