台湾経済交流団が本県訪問 進出視野に連携強化(秋田)

2015年11月30日

エリナのささやき

遮るもののない眼前でクリスチァン・ツィメルマンがピアノを弾いている。土曜は柏崎市での巨匠・ツィメルマンのリサイタルに出かけ、最前列の席で聴きました。それは、きらめく音の粒がシャワーのように降りかかってくるような体験でした。▼終演後のロビーで、かつてERINAに在籍した柏崎市長の会田さんにもお会いできました。2007年の中越沖地震の翌年、ツイメルマンは柏崎市民を招待して復興祈念リサイタルを行い、その時に、会田市長に再演の約束をしたのだそうです。土曜の夜は、その約束されたリサイタルでした。▼復興のシンボル的な新ホール「アルフォーレ」に横付けされたツィメルマンのピアノ運搬車。彼は常にマイ・ピアノを帯同して、入念に音づくりをしているのだとか。

地域ビジネス前線

◇台湾経済交流団が本県訪問 進出視野に連携強化(秋田)

本県を訪れている台湾の企業14社でつくる経済交流団が19日、秋田市のホテルで県内企業26社と個別商談会を行った。県が今年8月に台湾の対日産業連携推進オフィスと交わした産業連携の一環。県は双方の企業進出を視野に、委託加工や技術協力の面で企業間連携を深めたい考えだ。

一行は電子部品や情報通信技術(ICT)、リサイクル関連など[14社の代表や業界団体の25人。17日から4日間の日程で来県し、18日にはレアメタル(希少金属)の回収を手掛けるDOWAグループの小坂精練(小坂町)やにかほ市にあるTDKの電子部品生産工場などを訪問した。(秋田魁新報11月20日付より)