中国に弘前売り込み 武漢と友好再協定、杭州で観光PR(青森)
2016年03月23日
エリナのささやき
朝ドラのあさちゃんの実家・今井家が実は「三井」だってことは有名だけれど、実際に旧「今井銀行」が新潟にあったなんて、皆さん知っていましたか。▼19日、味噌作り体験で訪れた越後味噌醸造(燕市吉田中町)がある旧吉田町の下町商店街の一角に、「香林堂」と書かれた赤レンガの洋館を発見。調べてみると、ここはこの辺りの大地主で家庭薬事業などを手掛けた今井家の館。実は、越後味噌醸造もちょっと前までは今井家の事業でした。▼真ん中に今井家の母屋をはさんで、左隣が薬会社の「香林堂」、右隣に「今井銀行」の店舗(↓)。朝ドラのブームに乗ることなく、旧い商店街に隠れた登録有形文化財です。
地域ビジネス前線
◇中国に弘前売り込み 武漢と友好再協定、杭州で観光PR(青森)
弘前市は23~27日、葛西憲之市長や経済・観光関係者らで構成するミッション団を中国内陸部の武漢市と沿岸部の杭州市に派遣する。桜の秘術支援を通して交流のある武漢市とは「友好関係協議に関する協定」を再締結。杭州市では青森、函館両空港と同市を結ぶ国際定期便就航の動きを受け、観光客誘致へ向けたトップセールスを行う。
武漢市では、1997年にみちのく銀行の駐在員事務所開設(06年閉鎖)を機に、同行の故大道寺小三郎会長らが同市を世界的な桜の名所にしようと「東湖桜花園」を整備。弘前市は武漢市と03年に友好協定を結んだが、旧岩木町、旧相馬村との合併により失効していた。新協定では両市が協力し、将来的に世界各地の桜の名所との関係構築を目指すなど桜を通した交流のほか、観光や経済の分野でも協力体制を築く内容となる見込み。(東奥日報3月18日付より)