外国人避難備え不十分 熊本地震受け改善急務(島根)
2016年05月19日
エリナのささやき
水蕎麦を食べ、SL見物をした足を猪苗代町まで延ばし、障がい者支援の福祉法人がもっと地域に結びついていこうと作ったという「はじまりの美術館」に行ってきました。▼最初に目に留まったのは、3.11で小学校の津波で校庭に流れ着いたものを利用して子供たちが作ったオブジェを展示しているコーナーでした。宮城県石巻市渡波(ワタノハ)地区の子ども達の作品だから「ワタノハスマイル」と呼ぶプロジェクト。なんて明るいのでしょう。
地域ビジネス前線
◇外国人避難備え不十分 熊本地震受け改善急務(島根)
14日で発生から1カ月になる熊本地震では、震災時に「災害弱者」になる可能性がある外国人観光客や居住者への対応があらためて課題に浮上した。島根県内でも、自治体が東日本大震災を受け見直した地域防災計画に外国人への対応を明記しているが、避難先の施設の外国語利用ガイドがなかったり、避難所への輸送手段が明確でないなど改善が必要な点がある。
民間調査会社サーベイリサーチセンター(東京都)が、熊本地震発生後の4月下旬に実施した外国人旅行者115人の行動調査(複数回答)によると、困りごとのトップは「外国人向けの地震避難マニュアルがなく(取るべき)行動が理解できなかった」(36.5%)。次に「今後の日程がどうなるのか想定ができなかった」(33.9%)-だった。(山陰中央新報5月13日付より)