“宇奈月流”もてなし伝授 台湾・タイの学生研修(富山)
2016年07月06日
エリナのささやき
国際協力機構(JICA)の仕事は、インフラ開発のようにお金が大きく動く仕事もあるけれど、小さなコミュニティに入って、地元の人たちと一緒に汗をかくような地味な仕事もたくさんあります。途上国が仕事場だけに、治安や風紀が危惧されるところがありますが、北東アジアだってそうでした。北東アジア経済の発展、と私たちはよく言いますが、経済だけでなく豊かな社会の実現こそが願い。途上国の発展に力を尽くす方々の思いは、それ以上でしょう。ダッカの事件を受けて、あらためて、そんなことを思います。▼汗をかくといえば、夏の妻有。ここは松代の能舞台。こんな木馬がいたこともありました。
地域ビジネス前線
◇“宇奈月流”もてなし伝授 台湾・タイの学生研修(富山)
黒部市宇奈月温泉の旅館、ホテルは7月上旬から、台湾とタイの大学で観光学を学ぶ学生37人をインターンシップで受け入れる。学生たちは来年2月まで接客などの体験を通して日本流のおもてなしを学ぶ。
インターンシップに参加するのは、台湾の僑光科技大学観光学部の3年生21人と、タイのシアン・デュラキット・テクノロジカル・カレッジ(SDTC)観光マネジメント学科の2年生16人。昨年秋に宇奈月温泉を訪れたSDTCの学長からインターンシップの申し入れがあり、宇奈月温泉旅館協同組合が受け入れに向けて準備を進めてきた。学生たちは同組合加盟の7つの旅館・ホテルに配属。客の出迎えや部屋への案内、宴会時の接遇、料理の盛り付け、予約管理など業務全般を体験する。(北日本新聞6月27日付より)