台湾の自転車客呼び込め 津軽路のルート策定へ(青森)
2016年11月17日
エリナのささやき
近頃の国際交流に関する地方紙の記事は、インバウンド観光にまつわるものがやけに目立ちます。インバウンド観光の経済効果が大きいから、というのは分かりますが、これほど多いと鼻についてもきます。どうしてだろう、と考えてみるに、インバウンド観光が目的化しすぎているような感じがあるからなのかもしれません。本来の目的は、その地域が素敵になること。暮らしやすさ、文化・歴史・風土などを大切にした結果、人が訪れて来る。そんなインバウンド観光のニュースは嬉しいですね。▼オーストラリアハウスの日豪交流祭に集まり、お弁当も作ってくれた浦田地区の人たち。また来ようと思っちゃいます。
地域ビジネス前線
◇台湾の自転車客呼び込め 津軽路のルート策定へ(青森)
自転車で観光地を巡る「サイクルツーリズム」の推進に向けて、五所川原市は7、8日の日程で、台湾の自転車愛好家を招いた。実際に同市を含む津軽半島のコースを試走してもらい、今後のモデルルート策定などに役立てる方針。
五所川原市を訪れたのは、台北市で旅行会社を経営している高世軒さん、観光情報をブログで発信するブロガーら計4人。7日は、今別町から龍飛岬(外ケ浜町)を経て小泊町の「道の駅こどまり」に至る全長30キロのコースなど計41キロを試走した。市は外国人サイクリストの誘致に向けて、本年度から3年間かけてモデルルート策定やサポート設備の整備などに取り組む。(東奥日報11月10日付より)
◇秋冬の天童に外国人ブロガー そば打ち、初雪も満喫(山形)
訪日外国人向け観光サイト「ジャパンクル」のブロガーが9日、天童市入りした。天童高原ではそば打ち体験の模様を取材した。市は本年度、ジャパンクルの運営会社グローバル・デイリー(東京)に委託し、観光情報を発信するインバウンド事業を始めた。サクランボの初夏に続き、晩秋の天童の魅力を外国人ブロガーが探っている。
韓国、香港のブロガー4人とモデルら計7人が訪問。初雪の出迎えに一行は感激した模様。香港生まれで米国育ちのウィニー・ラムさんは「紅葉と雪が一緒に見られるのは珍しいんでしょ。色がはっきりした季節感を伝えたい」と話した。(山形新聞11月10日付より)