上北農産、台湾に総代理店 「源たれ」売り込み(青森)

2017年01月04日

エリナのささやき

明けましておめでとうございます。今年も「NEA Today」をよろしくお願いします。▼年賀状のやりとりをする方々、習慣もずいぶん減ってきたのではないでしょうか。それでも作る年賀状は、以前にも増してさまざまな工夫が凝らされているようです。SNSなど自己表現の機会が増えて、それが年賀状にも影響しているのかもしれません。エリナちゃんは、相変わらずのパターンです。▼きょうの地域ビジネス前線の話題は、海外進出と、逆に海外からの投資の2題です。

本年もよろしくお願いします。

地域ビジネス前線

◇上北農産、台湾に総代理店 「源たれ」売り込み(青森)

「スタミナ源たれ」を製造販売している上北農産加工農業協同組合(本所・十和田市)と上北農産商事(弘前市)は来年度、台湾に総代理店を開設する計画を進めている。台湾の大手スーパーと取引のある現地貿易商社と年明けに代理店契約を結び、営業拠点も置く。現地で2~3人採用する方針。同農協の海外営業拠点の設置は初めて。

同農協は2014年度から、中国・上海へスタミナ源たれの輸出を始め、年間2万本を出荷。組合の略称ある「KNK」マークは中国国内で商標登録を取得している。成田正義組合長は「来年4月から台湾で営業を本格化させ足場を固めたら、上海にも営業所を構えたい」と話した。(東奥日報12月22日付より)

 

◇阿賀町3セク「ホテルみかわ」 中国系法人が買収へ(新潟)

阿賀町が100%出資する第3セクターで、経営難が続く「ホテルみかわ」(深江勝彦社長)を、中国資本の日本法人が買収する意向であることが21日、分かった。同日開かれた町議会で、3セクの株式を中国系企業に売却するための議案が賛成多数で可決された。名称やサービスは従来通りで、従業員の雇用も継続される見込み。

町によると、買収の意向を示しているのは「日本山嶼海株式会社」(東京都)。9月ごろ、町に3セク株式購入を打診していた。親会社は中国・上海市に拠点を置く投資コンサルティングの「日本山嶼海投資集団」で、中国国内に観光、健康、金融などの分野で15の子会社を持つ。(新潟日報12月22日付より)