中国人観光消費、最大57億円 北陸3県調査

2017年02月02日

エリナのささやき

大統領制の下、三権分立が日本以上に明確な感じのアメリカで、大統領vs司法の対立が激しくなっています。その上、行政たる国務省内部でも反トランプの動きがかなりだとか。あとは共和党が多数派を占める議会が、トランプ支持に動くかどうか。野次馬的には面白いのですが、政治・経済の現場は大騒ぎなのでしょうね。▼雪で出勤が10分ほど遅れただけで、毎朝の日課の「ささやき」の書き込みが昼過ぎにずれ込んでしまいました。やはり雪の時は家を早く出なくちゃいけません。▼きょうの地域ビジネス前線は、一頃ほどではなくなった中国人観光客の経済効果の話題。「北東アジア経済発展国際会議(NICE)」にも、いつも海外から参加してくださる方々がいらっしゃいます。お金を落としてもらうというより、人脈がつながっていく効果、大です。

 

地域ビジネス前線

◇中国人観光消費、最大57億円 北陸3県調査

シンクタンクの中部圏社会経済研究所(名古屋市)は23日、中国人観光客が北陸3県で使う宿泊や飲食などの費用の総額が2020年に最大で57億円規模になるだろうとの調査結果をまとめた。

中国人の旺盛な購買意欲は「爆買い」と呼ばれている。しかし、円高元安による円ベースでの所得低下や、関税率の引き上げで16年は勢いを失った。調査はこうした現状を踏まえ、国や各県などの統計を基に試算した。3県の延べ観光客数は16年が推計8万7千人。年収の増加が緩やかになる標準のケースでは20年に26万6千人。3県での一人当たり旅行消費額は16年の1万5千円余から、20年は約1万4700円とわずかに減る。この結果、旅行消費の総額は15年の9億4千万円(実績)が16年は推計13億円。為替などを考慮して20年は23億円から57億円と幅を持たせた。(北陸中日新聞1月24日付より)