ロシア極東のビザ手続き簡素化は8月1日に完全始動か
2017年04月18日
エリナのささやき
加治川の桜の話は少し先に延ばして、昨日の出来事を報告しなくては。▼ERINAは昨日、新潟大学との連携協定を締結しました。新大にとっては初めてのシンクタンクとの協定、ERINAにとっては初めての国内大学との包括的な協定の締結です。新大が目指す「環東アジア」構想とERINAの「北東アジア」研究が重なり合って、実効性のある協力ができますように。▼新大は最近、ロシア極東との交流も盛んなようです。今日の海外ビジネス情報が伝えるように、ロシア極東のビザ手続き簡素化がようやく本当に実現されればいいですね。
海外ビジネス情報
◇ロシア極東のビザ手続き簡素化は8月1日に完全始動か
国境チェックポイントの設備は8月1日までに、外国人の殺到に完全に備えられるようになると、アクサンドル・ガルシカ極東開発大臣が述べた。
「ビザ手続き簡素化制度は8月1日に完全に機能し始める。8月1日こそ、この全く新しいメカニズムに必要な全てのインフラの稼働が予定されている」とガルシカ大臣はDV通信のインタビューに答えた。「我々はチェックポイントの設備費を捻出した。7月1日に試験的な運用が始まる。8月1日にはチェックポイントは完全に業務を開始する」と大臣は補足した。極東開発省のほか、外務省、運輸省、情報技術・通信省、連邦保安庁国境局も新しい入国ルールの導入に参加している。(DV.land 4月5日)
◇全ロシア中小企業連盟、綏芬河に事務所を設置
先頃、ロシア・オポーラ(全ロシア中小企業連盟)が綏芬河市に黒龍江事務所を開設した。
中ロ両国は現在、経済貿易で大きな協力の潜在力があり、補完性が高く、大きな発展を遂げる将来性がある。今回、オポーラが綏芬河に駐在事務所を設置したことは、中ロ経済貿易協力の発展の方向性に合わせたものであり、オポーラの職責を果たし、影響力をさらに発揮するために、ロシアの企業を全力で宣伝する積極的で地道な取り組みの一つでもある。事務所の設置は、より多くのロシア企業に中国の消費習慣、市場の需要、地方の法律・法規、経営コストなどの情報を理解させ、両国の企業家が緊密な協力を求めるステージを構築する。綏芬河市はオポーラによる事務所の設置を大いに重視し、事務所に全力で便宜を与える方針だ。
ロシア・オポーラ駐沿海地方支部の責任者によれば、綏芬河市に事務所を設置したことにより、ロシア製品の中国輸出という大きな潜在力を十分に発揮できるという。また、綏芬河市はロシア沿海地方の重要なパートナー都市であり、事務所を交流のプラットホームとして、ロシア企業の関係情報をより多く提供し、中ロ企業間の架け橋と絆づくりの役割を果たし、中ロ経済発展を促進するとも述べた。(黒龍江日報4月6日)