沿海地方と鳥取県企業がごみのリサイクルで協力

2017年04月21日

エリナのささやき

今日の海外ビジネス情報では、鳥取県倉吉市で行われた恒例の「北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット」(鳥取県、韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方、モンゴル中央県)の成果がロシア側の報道として伝えられています。こうした地方企業の協力が花開き、着実に実を結んでいくといいですね。▼ERINAでは、日本との取引を希望するロシア沿海地方とハバロフスク地方の企業をデータベース化し、ホームページで検索できるようにしました。関心のある企業のお役に立つことができれば幸いです。▼強風が吹く前、わが家のチューリップをじっと眺めてみる。

海外ビジネス情報

◇沿海地方と鳥取県企業がごみのリサイクルで協力

沿海地方と日本の企業がごみのリサイクルと観光の分野で提携することになり、4件の覚書が署名されたことを、沿海地方行政府広報室が伝えている。

沿海地方と日本の鳥取県の企業が第22回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットで連携の見通しについて協議し、最終的に両地域の企業間の経済協力に関する4件の覚書が署名された。例えば、三光(株)(総合リサイクル業)と沿海地方のAVA-Treid、Prim Tekhnopolis、Cpetszavod No.1はごみのリサイクルで協力することで合意した。双方はごみのリサイクルプロジェクトを推進し、情報を交換し、現地での用地視察への協力について合意した。さらに、廃ガラスの処理・再利用での協力について、(株)鳥取再資源化研究所とPrim Tekhnopolisが合意したと沿海地方広報室は伝えている。

(株)スーパー・フェイズ、北海道総合商事(株)、AVA-Treidは燃料ペレットの製造を始める。覚書では、スーパー・フェイズが使用済み紙おむつのリサイクル設備を製造し、北海道総合商事は日本における同設備の輸出者兼ディーラーであり、AVA-Treidはロシアへの輸入を行うことになっている。

(株)一畑トラベルサービス、DBSクルーズフェリー(株)、DV Fregat Aero、観光・レクリエーションクラスター「プリムリング」が、環日本海定期貨客船航路を利用した観光面の交流拡大について合意した。

会議出席者らは、沿海地方で開催される第3回太平洋観光フォーラムや第3回東方経済フォーラム、「北前船寄港地フォーラムin鳥取」でも協議を継続することで合意した。

沿海地方政府によれば、ソビエト連邦沿海地方と鳥取県、島根県の間の友好協力覚書は1991年10月24日に署名された。第22回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットは11日、倉吉市で開催中。同サミットにはロシアの沿海地方、日本の鳥取県、中国の吉林省、韓国の江原道、モンゴルのトゥブ県(中央県)が参加している。(リア通信4月11日)

 

◇日ロEV工場の建設が2018年に沿海地方で着工

日本の軽自動車をベースとする日ロ電気自動(EV)車工場の建設が来年春に沿海地方で始まる。ウラジミル・ミクルシェフスキー知事が出席し、鳥取県で開催された第22回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットで、このことが発表された。

沿海地方で大衆車の製造が始まることは2016年11月に発表済みで、ミクルシェフスキー知事と技術系持株会社「SUMOTORI」、荒井商事(株)の責任者が知事の訪日時に、東京で関連合意文書に署名した。この日ロ合弁プロジェクトは「プロメテイ」と名付けられた。

「細部を検討し、並行してプロジェクトを進めている。合弁会社『プロメテイ』が登記され、『ナデジディンスカヤ』先行経済発展区(TOR)の入居を申請した。そこに電気自動車工場を建設することにしている。日ロプロジェクトの展開を目的とし、3ヘクタールの土地が確保され、ビジネスプランの立案と設計が行われている。第1段階では年間の最大生産台数は5000台の予定だ。技術は既に確立されているので、日本製軽自動車のEVへのコンバージョンに高いコストはかからない。TORのインフラが整う来年、作業を開始する」とSUMOTORIのビターリー・ベルケエンコ社長は述べた。

ベルケエンコ社長によれば、この用地にロシア極東初の廃車リサイクル工場もできる。当初、この工場はSUMOTORIの既存の工場を拠点にする予定だった。

「プロジェクトを進めていく過程で、我々は工場の専門分野を乗用車とトラック両方のリサイクルに広げ、処理台数については、第1段階で月2000台のリサイクルを予定している。これはただのカープレスではなく、自動車の各コンポーネントの高度でスマートな処理だ。このプロジェクトは、裾野産業(プラスチック屑・ゴム屑・破砕ガラスの処理)やその他高次加工品の製造の発展の起爆剤となるだろう」とベルケエンコ社長は述べた。沿海地方の自動車登録台数は110万台、うち90%強が日本製か外国製の輸入中古車だ。(沿海地方政府公式HP 4月12日)