モンゴルはアジアと欧州を繋ぐ最短路

2017年04月27日

エリナのささやき

今朝、医院に行くために8時半過ぎまで家にいると、はやくも宅配便が届きました。長時間労働が問題となっている宅配業界ですが、朝早くから夜遅くまで、ありがとうございます。▼今日の海外ビジネス情報は、アジアと欧州を結ぶ最短ルートを自負するモンゴルの「草原の道」の話題。新潟からの最短ルートはもう少し北寄りになって、北朝鮮・羅津かロシア・ザルビノを経由する「図們江」ルート。その鍵を握る羅津港に商船三井の客船「新さくら丸」で到着した1996年のなつかしの風景。

海外ビジネス情報

◇モンゴルはアジアと欧州を繋ぐ最短路

モンゴル・ロシア・中国合同フォーラム「トランジット・モンゴル2017」が2017年4月7日、北京で成功裡に終了した。このフォーラムは、モンゴルの可能性とリソースを紹介する目的で、モンゴル国道路・交通開発省がモンゴル・ロシア合弁会社「ウランバートル鉄道」と共同で開催した。フォーラムでは、中継輸送整備のための今後の鉄道中継輸送整備政策、国境通過、フォワーダー、鉄道駅、開港の連携問題について話し合われた。

「トランジット・モンゴル2017」には中ロモ3カ国の政府機関、運送業者、荷送人、荷受人、税関、入国管理機関が参加した。フォーラムでは、モンゴル領を経由したヨーロッパからアジア、アジアからヨーロッパへの貨物配送は、日数が最短で安全、好適な条件で行われていることが明言された。

中国側が2本の新しい貨物輸送ルートを開設し、列車は週1便あるいは月4便とすることでフォーラムの出席者らが合意したと、モンゴルのツォグトゲレル道路・交通開発副大臣は話している。

モンゴル横断鉄道は、モンゴル国内の鉄道(1110キロ)経由でモスクワと北京を繋ぎ、カザフスタン回廊よりも513キロ、満洲里回廊よりも748キロ短いとされている。しかし、2016年、モンゴル回廊を通った貨物列車は167本にとどまり、カザフスタン経由はその10倍の1700本、満洲里回廊は1200本だった。ちなみに、モンゴルの線路は広軌を採用している。

モンゴル経由でロシアと中国を繋ぐ鉄道、複数の石油・ガスパイプライン、送電線5本、その他のインフラを建設するという発意は、「草原の道」(ステップロード)と名付けられた。このイニシアチブは、中国の「一帯一路」やロシアの「ユーラシア経済連合」のイニシアチブを受け、3カ国首脳会談で承認された。「草原の道」は経済回廊形成のための最初の大型プログラムとして検討されている。

「草原の自動車・鉄道回廊」形成後、中ロ間の貿易取引額は2020年までに2000億ドルに達するとみられている。中国は自国の中継ゾーンを「西」、「東」、「中央」の3セクションに分けた。モンゴルは中国の中央中継ルートに組み込まれた。近年、中ロモ3カ国間の貿易と投資の規模は拡大を続けている。2015年も中モ間の貿易取引高は73億ドルに、中ロ間では642億ドルに達した。(Asia Russia Daily 4月14日)

 

◇モンゴル産蜂蜜をEU市場に

EUのチームがセレンゲ県で「モンゴル国家規格システム整備支援」プロジェクトに取り組んでいる。同プロジェクトチームは4月12~13日、セレンゲ県で活動し、養蜂家を対象にセミナーを行った。目的はセレンゲ県産蜂蜜のEU諸国への輸出の整備だ。

チームのメンバーがモンゴル人養蜂家の紹介を受け、彼らの養蜂場を訪れ、獣医療サポートの専門研究機関や県の専門検査機関の活動を視察した。プロジェクトチームのメンバーの話では、モンゴル人の蜂蜜生産社の大部分は、製品の品質保証やEUの規格や生産・衛生・植物検疫の規定の履行に係る一連の規則をクリアするための準備作業を行わなければならない。必要な規則が全て遵守されれば、セレンゲ県の養蜂家たちはヨーロッパ諸国に蜂蜜を輸出するチャンスを得る。(Asia Russia Daily 4月17日)