FESCOがウラジオ経由中国発ロシア向けのLCL取扱サービスを開始

2017年04月28日

エリナのささやき

もう何度目のことでしょうか、プーチン・安倍会談がモスクワでありました。今日の海外ビジネス情報でお伝えするのも、ロシアの話題。一見、何でも大ぶりな感じのロシアで、FESCOが小口貨物(LCL)のサービスを始めるそうです。時代が変わり、ロシアのビジネス感覚も変わってきた感じです。▼日本の国際化も次第にきめ細かに。鳥取県から「多言語通訳システム導入 119番通報、12カ国語に即応」(山陰中央新報4月20日)のニュースが伝えられています。警察や消防も変わりつつあるようです。▼LCLとはLess than Container Loadの略。コンテナ1本に満たない貨物、というわけ。FESCOはかつて、Far Eastern Shipping Company=極東船舶公団と呼んでいましたね。ボストチヌイ港で、FESCOのコンテナの中身を見る。

海外ビジネス情報

◇FESCOがウラジオ経由中国発ロシア向けのLCL取扱サービスを開始

FESCOグループは、ウラジオストク商業港経由中国発ロシア向けの小口貨物(LCL)の定期配送サービスを始めようとしている。

「小口貨物の輸送はFESCOの既存のサービスをベースに毎週行われる。LCLサービスは特に、単発及び定期的な少量の貨物の発送の需要がある顧客をターゲットとしている。サービスの内容は、1つのコンテナで様々な荷送人の小口貨物を輸送するというもの。同時に、個々の顧客の運賃はその貨物が占めるスペースに比例するので、小口貨物の荷送人はコストをかなり下げることができる」とFESCOの広報資料に記されている。

受け付けられる貨物の最低サイズは50キログラム。小口貨物配送の枠内でFESCOは倉庫から倉庫までの輸送、海路・鉄路・トラック輸送、通関手続き、貨物の保険、保管、運行中のコンテナの追跡という複合サービスを提供する、とFESCO広報室は明言した。

FESCOは将来的に、LCLサービスの提供地域を韓国、日本、東南アジアに広げていくことにしている。(Gudok4月17日)

 

◇エレンホト口岸の中欧列車、帰路も貨物を積載

ロボット・鋼ベルト・銅ベルト・自動車部品等のヨーロッパからの製品を多く積んだ列車がドイツのハンブルクを出発し、エレンホト口岸を経て入国した。この列車は43個のコンテナを積み、総重量は716.191トン、金額ベースで801.13万ドルだった。

2013年に中欧列車が開通して以来、往路の列車は基本的に貨物が満載だが、復路は空だった。昨年から列車の運営が常態化すると、その利用範囲が拡大し、貨物の種類も広がり、口岸を経て出入国する中欧列車の復路も段階的に貨物が増加した。調べによれば、今年の第一四半期で、エレンホト口岸を通過した中央列車は62本、コンテナ2850個、35027.26トンで、前年同期比でそれぞれ169.6%、173.3%、246.84%増を実現した。また今年の第一四半期の空コンテナ率はわずか11.4%で、コンテナ数で2倍近く増加した状況下で、空コンテナ率は半分以上下がった。

エレンホト税関の李春暉税関長によれば、エレンホト口岸を経て入国する中欧列車の空コンテナ率が低下した原因は3つある。それは、国全体の輸出入・外国貿易が回復の兆しをみせていること、鉄道輸送方式が広範囲の市場で認められるようになり、多くの経営者が中欧列車で貨物を輸送することを選択し、中欧列車がユーラシアランドブリッジとつながる中枢機能がさらに突出するようになったこと、口岸の検査と輸送部門の連合・協力が便利で速い通関環境をつくりだしていることだ。(内モンゴル日報4月18日)