大連産リンゴ、「一帯一路」沿線諸国で大ヒット
2017年06月02日
エリナのささやき
トランプ大統領がパリ協定からの離脱を表明してしまいました。アメリカがどうせ塀を作るなら、いっそアメリカ全部を囲ってしまって温室効果ガスをアメリカに閉じ込めてしまえ、という漫画がありましたが、世界中が本当にそんな気分なのでは。▼そんなアメリカでもすでに北東部9州やカリフォルニア州が独自に排出権取引スキームを導入しています。アメリカの自治はよく分かりませんが、入国規制の問題同様、この問題でも大統領と州が争うようになるのでしょうか。▼きょうの海外ビジネス情報は、中国大連産のリンゴが人気、という話題。ナホトカで売られていたリンゴはどこから来たのかな。
海外ビジネス情報
◇大連産リンゴ、「一帯一路」沿線諸国で大ヒット
5月22日、大連出入国検査検疫局が発表した統計データによれば、今年1月から4月まで、「一帯一路」沿線諸国に輸出された大連地区産リンゴは合計141ロット、1.1万トン、793.4万ドルで、それぞれ前年同期比19.49%、15.79%、18.17%の伸びとなった。
大連出入国検査検疫局は、「一帯一路」関係諸国における果実輸入技術法規とリスク早期警戒情報を積極的に収集して関連企業に配布し、リスク回避に関する指導を行なったほか、貿易相手国となるバングラデシュ、スリランカ、インド、タイなど十数カ国を中心に、関連企業に国内基準と海外基準との適合サービスを指導し、外国税関が輸出果物の輸入拒否を通告するリスクを効果的に減らした。同時に、果実輸出品質・安全性示範区の優位性を発揮し、政府各部門間の協力を強化するとともに、「連防連控」(共同予防・共同管理)メカニズムを構築し、輸出用果実の残留農薬検査とリスク管理に取り組み、輸出用果実の品質・安全性を保証し、大連地区産リンゴの「一帯一路」沿線諸国市場への輸出を効果的に促進した。(遼寧日報5月24日)