IMF理事会がモンゴル向けEFF融資を承認

2017年06月08日

エリナのささやき

朝早くMを駅まで送ると、まだ7時前。コーヒーが飲めて、駐車場があって…、とちょっと迷いつついちばん近いマックへ。コーヒーはちっともおいしくないけれど(いや、体調のせいかも)、トイレの見事さはモデル施設みたい(↓)。昨日のユニバーサルデザイン・タクシーといい、なにかと発見する朝です。▼きょうの海外ビジネス情報は、モンゴルへのIMFの融資の話題。エリナちゃん、モンゴルは20年も前しか行っていません。いまのモンゴルって、どんな風なのだろう。地に足の付いた発展の道を、ぜひ。

海外ビジネス情報

◇IMF理事会がモンゴル向けEFF融資を承認

5月25日、チョイジルスレン財務大臣とネイル・セイカーIMF常駐代表は、モンゴルの新規3年間の拡大信用供与措置(EFF)の理事会承認に関するブリーフィングを行った。

「モンゴル政府とモンゴル銀行がIMFとEFFを締結することで合意し、モンゴルの信用力が向上し、投資家の信頼が高まった。言い換えれば、モンゴルの経済は下降から成長に移行し、経済にゴーサインが出た。早期に3860万ドルの資金が調達される」と財務大臣は述べた。モンゴル側はこの金額を夕刻には受け取った。モンゴル銀行は「IMFから3860万ドルの融資の提供を受けた」と発表した。

民間部門から資金調達が追加されれば、 EFFの総額は60億ドルに達するとみられている。セイカー常駐代表によれば、この融資は、対GDP比でIMFの業務史上最大とみなされるだろう。「このプログラムは、高い経済成長と大幅な落ち込みを止め、8%の安定した経済成長を確保することを目指す。モンゴルは、こうした成長を確保するためのポテンシャルと資源を持っている」とセイカー常駐代表は指摘した。(Asia Russia Daily 5月26日)

 

◇国際列車、「一帯一路」を走る

満洲里は国家が確定した列車運行における重要なハブ口岸都市として、ここ数年発展の勢いがめざましい。2013年、初めての中欧列車「蘇満欧(蘇州-満洲里-欧州)」が満洲里鉄道口岸から開通して以来、満洲里口岸を経て出国する列車のルートはすでに27路線となり、列車の主な集荷地は蘇州、天津、武漢、長沙、広州、営口、大連、瀋陽など60都市を含み、西南、華南、華東、東北など多くの地域をカバーし、全方位に向けて中国における便利で速く効率的なルートをつないでいる。

満洲里税関の最新の統計データによれば、2017年1月から4月まで、満洲里鉄道口岸を経て出国する列車は308本(前年同期比36.89%増)、合計2.49万TEU(前年同期比68%増)、金額ベースで11億4322.53万ドル(前年同期比58.06%増)だった。主な輸出商品は服装、電子部品などだった。これだけでなく、満洲里口岸を経て入国する復路の中欧列車も発展の兆しを見せている。2017年4月19日、初めてロシアの原木の輸入列車が満洲里口岸に到着した。満洲里口岸を経由する復路列車は合計9本となり、そのうち「蘇満欧」「哈満欧」「長満欧」「瀋満欧」「漢満欧」の復路列車は常態化運行を実現した。

満洲里税関駅駐在事務所物流監視制御科の許雪猛によれば、昨年、満洲里鉄道口岸を経て出入国した中欧列車の数は前年同期に比べ88.24%増え、1036本に達した。満洲里口岸はすでに中国の列車路線で貨物越境輸送効率が最も高い国際的な口岸となっている。(内モンゴル日報5月30日)