日本企業の出資で沿海地方に大型製材所

2017年06月20日

エリナのささやき

梅雨に入らない好天続きの新潟。ジューン・ブライドにはうれしいけれど、これも異常気象?▼人口減少やデフレ的な経済状況で、日本の購買力がずいぶん小さくなってしまった気がします。先の国際人材フェアでは、労働力もずいぶん少なくなってしまって、国際人材にも頼らざるを得ないようです。北海道からは「道内菓子メーカー 韓国で販路拡大」(北海道新聞6月15日)のニュースが。北海道の菓子主要3店だけでも韓国での店舗数が22カ所に及んでいるとか。▼きょうの海外ビジネス情報は、日本企業のロシア極東進出の話題が2件。一つはスラビャンカでの製材所、もう一つはウラジオストクでの築地の鮮魚・寿司店。スラビャンカの雰囲気はジューン・ブライド的(実際は9月ですけれど)。

海外ビジネス情報

◇日本企業の出資で沿海地方に大型製材所

沿海地方ハサン地区に大型の製材工場ができる。建設するのは、ウラジオストク自由港に入居する港湾荷役『スラビャンカ木材ターミナル』だ。

このプロジェクトの出資者は日本の「飯田グループホールディングス」(IGHD)で、出資金額は20億1000万ルーブルになる。プロジェクトの実施によって、65人分の雇用が創出される。

着工は2017年第3~4四半期の予定で、生産開始は2019年第1四半期の見込みだ。これは、木材の処理、板材・角材・その他建設資材への加工に必要な原木の製材の設備を備えた複合体だ。生産力及び材料の加工量は30万立方メートルになる。会社は木屑をバイオ燃料(チップ、ペレット)に加工することにしている。

「スラビャンカ木材ターミナル」を管理運営する「ファーストウッド・プリモリエ」社の岡田社長によれば、乾燥木材はすべて、ロシア国内市場と日本、中国、韓国、その他の国々に供給される。「当社はロシア極東の低層住宅建設市場にも参入するつもりだ。沿海地方で調達する木材は現地で加工され、地域の住宅建設にも使用されるだろう。ウラジオストク自由港の制度によって、我々はこの投資プロジェクトを最大限効率よく、最短期間で実行することができる」と社長は話している。(ロシア連邦極東開発省6月9日)

 

◇ウラジオの水産市場建設事業に日本企業が参入か

日本企業の「喜代村」がウラジオストク市の水産市場建設に参入するかもしれない、と極東開発省広報室が伝えた。

現時点ですでに、コラベリナヤ・ナベレジナヤ通りの旧市街地での水産市場建設構想が策定済みだ。ウラジオストク市役所からの情報によると、この複合施設は8000平方メートルほどの市有地に建設される。ラフデザインによると、魚のエイの形状の施設の建設が予定されている。建物は2階建てで、店舗部分と娯楽部分(カフェ、レストラン、寿司バー)があるという。

沿海地方のセルゲイ・ナスタフシェフ漁業・水生生物資源局長代行によれば、沿岸漁業割当を持っていて市場に鮮魚を供給したいという企業が既に複数ある。「例えば『ドブロフロト』社はスケトウダラの沿岸漁獲枠の39%を持っているし、水産養殖区画も持っている。同社の漁船の一日の漁獲量は最大50トンだ」とナスタフシェフ局長代行は述べた。

極東連邦管区における水産市場の形成はプーチン大統領が課した課題だ。これにより、新鮮で品質の良い魚製品を市場に行き渡らせることができる。(インターファクス6月9日)