韓国企業が沿海地方にゴルフクラブを

2017年07月14日

エリナのささやき

旅行5日目はレンタカーでイタリアに入り、ドロミテへ。ドロミテは広く、今回は初めてフュネス谷のサンタ・マグダレーナ村からアプローチしました。天気はいまにも泣き出しそうな曇天。ところが昼食をとっている間に、何ということでしょう、雲に隠れていたガイスラー山群が姿を現してくれました。神様に感謝。サン・マルティーノ・イン・バディアへ向かう道路脇から、サンタ・マグダレーナ村を見下ろし、ガイスラーを見上げる有名な構図で1枚(↓)。▼日本海側からのニュースは「黒龍江省から訪問団 山形の農業を視察」(山形新聞6月27日)。海外からはきょうも3題。

海外ビジネス情報

◇韓国企業が沿海地方にゴルフクラブを

「韓国投資の日」の枠内で、ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表と韓国・LSネットワークスのユン副社長が28日、沿海地方におけるゴルフクラブとホテル複合施設の建設について協議した。極東開発省が主催したこの会合にはアレクサンドル・ガルシカ大臣、アレクサンドル・クルチコフ次官、ビャチェスラフ・シポルト・ハバロフスク地方知事、ウラジミル・ミクルシェフスキー沿海地方知事、極東地域投資促進・輸出支援局のレオニード・ペトゥホフ局長も出席した。

トルトネフ副首相は会合の冒頭で、ロシア極東に関心を抱いていることに対して韓国のゲストに謝意を表明し、近年、ロシア極東の発展を目的とし、国内外の投資家にとって好適な環境を醸成する一連の法律が採択されたことを話した。

韓国の財閥、LSグループ傘下のLSネットワークスのユン副社長が、沿海地方でのゴルフクラブとホテル複合施設の建設プロジェクトについて説明した。「我々は24年間ロシア極東に住んで、働いている。当社にたくさんの同胞がやってくる。彼らは皆、ゴルフ用の土地が足りないと言う。ゴルフクラブとカジノの合体は最適な問題解決方法だと思う」と副社長は述べた。副社長は、ロシア極東でのホテル複合体の建設の可能性も探っていることを話した。

LSネットワークスにとって、これがロシア極東で初めてのプロジェクトではない。2014年、同社はユジノサハリンスク市の国際空港ターミナルビル建設のF/Sに参加した。2016年にはハバロフスク地方のごみ積替えステーション「ユジナヤ」を稼働させた。現在は沿海地方に120室のホテルを建設するためのプロジェクト文書をまとめている。年内のホテルの着工と2019年の竣工が予定されている。(ロシア連邦極東開発省6月28日)

 

◇日本も関係する風力発電所が完成間近

ツェツィー風力発電所(ウムヌゴビ県ツォグトツェツィー郡)の建設が、全作業の80%を終えて最終段階に来ている。同プロジェクトの原価は1億2800万トゥグルグとなった。

建設会社Clean Energy Asiaの算出によると、ツェツィー風力発電所の年間の出力は2億100万キロワット時で、中央地区電力系統に接続されることになる。さらに、立地場所が大規模な採鉱会社に近いというメリットがあるので、これらの企業に電力を供給することが可能となる。スケジュールによると、ツェツィー風力発電所の運転開始は今年9月に予定されている。(MONTSAME 6月29日)

 

◇ハルビン総合保税区、正式に供用開始

6月29日午前、ドイツからの3つのコンテナ貨物がハルビン総合保税区税関自動化ゲートに到着し、税関データセンターの監視・監督の下、メインゲートを通過し、通関手続きをして保税区入りした。これはハルビン総合保税区が正式に対外的な業務を行なったことを示している。

初めて通関手続きをして区内に入った輸入貨物は主に機械部品で、総合保税区に駐在するドイツのHorshグループによりハンブルグから送られ、金額ベースで約18万ユーロだった。

ハルビン総合保税区は2016年3月7日、国務院の承認を経て成立し、フェンスで囲まれた第1期の計画面積は1.39平方キロメートル。今年3月10日、国家10部・委員会による共同検査を通過し、5月2日、税関コードと地域コードを取得した。

現在までに、ハルビン総合保税区は39社の企業と契約を結び、その内29社が登記を完了している。すでに保税区入りした企業の業務内容は国際貿易、保税物流、越境電子取引、加工製造などで、輸入の保税、輸出の税還付、区内における増値税や消費税の免税など、省内における優遇政策を享受している。(黒龍江日報6月30日)