2017年上半期に28万人の外国人観光客が沿海地方を訪れた

2017年07月21日

エリナのささやき

昨日は孫大剛駐新潟中国総領事の講演会で司会を務めさせていただきました。多くの在住中国人の方々にもご参加いただき、意見交換もたくさんできました。新潟の魅力は「食」にあるというご意見には、エリナちゃんも賛成。新潟の農産品が早く中国に輸出できるようになりますように。▼ヴァッハウ渓谷辺りはオーストリアきってのワイン生産地域で、中でも旅行9日目に泊まったデュルンシュタインは名産地として知られています。ワインを箱買いするつもりで生産会社のショップを訪れたのですが(↓)、日本に送る手配はしていないとのこと。小売店も無理っていうし、週末で郵便局もやっていないし、箱買いはあきらめ、酒屋さんで各種試飲して2本買ってきただけなのが残念。新潟の日本酒蔵元の外国人観光客対応はどうなのかなぁ。▼海外ビジネス情報はロシア沿海地方のインバウンドの話題など。

海外ビジネス情報

◇2017年上半期に28万人の外国人観光客が沿海地方を訪れた

上半期の実績で、約28万人の外国人観光客が沿海地方を訪れた。前年同期比の成長率は2割強だった。

沿海地方観光局の発表によると、観光客の大多数は従来通りアジアの国々(中国、韓国、日本)からやってきた。「観光客数で絶対的な首位は、従来通り中国だ。上半期の実績によると、中国人観光客の数は18万6000人を超え、2016年上半期の10%増だった」と観光局では指摘している。

観光客数の第2位は韓国だ。今年上半期に沿海地方を訪れた韓国人観光客は3万5000人を達成。これは前年同期実績を80%上回っている。

最も印象的な成長を示したのは日本からの観光客数だった。日本から沿海地方を7000人強が訪れた。この数字は2016年の総合実績(8700人)を少し下回る程度だ。前年同期比成長率は約250%となった。

コンスタンチン・シェスタコフ沿海地方観光局長は、「沿海地方は今年、連邦中央の支援の下、観光産業の発展を目的とする主要な国際見本市で複数のイベントをやって来たし、今後も行っていく。さらに、我々は連邦観光局主催の一連のロードショーに参加し、韓国・ソウル、中国・香港、日本・大阪のプロのバイヤーに沿海地方の観光ポテンシャルを紹介した」と話した。(沿海地方政府7月10日)

 

◇中ロが合同炭鉱開発プロジェクトのF/Sの検討に入った

ロシアと中国が石炭の採掘と発電の分野で2件の合同プロジェクトを実施しそうだ。そのうちの一つは投資家によるF/S検討の段階にあることを、アナトーリー・ヤノフスキーエネルギー次官が10日、報道陣に話した。

まず、これは国営の「ロステク」と神華の、アムール州北部のオゴドジンスコエ炭鉱開発プロジェクトだ。「目下、この炭鉱の開発のF/Sが終了し、神華とロステクの両方がそれを検討中だ」とヤノフスキー次官は述べた。

オゴドジンスコエ炭鉱開発プロジェクトは、年間生産量が計2000万トンに及ぶ鉱業所の建設や、鉱業所に隣接する発電所の建設、沿海地方ベラ港石炭ターミナルの建設を視野に入れている。発電用石炭の埋蔵量は計15億トン、プロジェクト予算は36億ドルと試算されている、とインターファクス通信は報じている。(infoshos 7月10日)

 

◇韓国観光公社がUB支社をオープン

ウランバートルに4日、韓国観光公社(KTO)のウランバートル支社がオープンした。開所式はシャングリ・ラホテルで行われ、駐モンゴル韓国大使がスピーチした。

駐モンゴル韓国大使館の計算によると、今年、韓国を約10万人のモンゴル国民が訪れることになっている。「KTOウランバートル支社がモンゴルの首都に開所したことは、両国民の相互交流で重要な役割を演じるだろう」と大使はコメントした。(MONTSAME 7月6日)