瀋陽自由貿易区効果で日常消費品の輸入量が激増

2017年08月02日

エリナのささやき

きのうは新潟経済同友会のインフラ推進委員会の公開セミナーに参加させていただき、「慶応大学の加藤一誠教授による「航空・空港環境のグローバル化と新潟空港の将来」についての講演をお聞きしました。ジリ貧の新潟空港を、多くの人に使ってもらえる空港、路線が集まる空港にするには、多分野・広域の連携を求めながら、しっかりと空港の将来像をイメージしていかなければなりません。▼そんな新潟から「外国人宿泊数、本県1.7%増 伸び率、隣県より低く」(新潟日報7月27日)のニュース。海外ビジネス情報は遼寧省から。▼空港の施設や運営の是非はともかく、空港の景観でいえば一押しのインスブルック空港。小さな地方空港ですが、降り立った瞬間の空気が心を捉えます。

海外ビジネス情報

◇瀋陽自由貿易区効果で日常消費品の輸入量が激増

自由貿易試験区の吸引力・けん引力の効果により、今年に入って瀋陽総合保税区の日常消費品の輸入量が激増している。7月20日までに、監視・監督された輸入日常消費品は152.66トンで、昨年1年間の輸入量の3.5倍、金額ベースで162.3万元となった。商業・貿易の飛躍的な成長により、瀋陽は上海の外高橋保税区の経験に学び、遼寧自由貿易試験区・瀋陽区域に輸入商品展示センターを建設し、輸入商品の国別展示館を設置して、消費者に「家の入口」で品質保証された「最新」輸入品を選択・購入することができるようにするという。

瀋陽総合保税区は2011年9月に国務院の承認を受け、従来の瀋陽輸出加工区、瀋陽(張士)輸出加工区を基礎に、それらを統合して建設されたもので、遼中・渾南ゾーンに分かれている。そのうち渾南ゾーンは遼寧自由貿易試験区の瀋陽区域からわずか6キロにあり、以前から輸出加工機能に重点を置き、加工貿易型企業を集中させている。遼寧自由貿易試験区が承認された後、瀋陽総保区渾南ゾーンの立地・交通・産業などの有利な条件が急速に突出してきた。(遼寧日報7月25日)