サハ共和国にダイヤモンド産業コンプレックスができる

2017年08月25日

エリナのささやき

大学時代の内の3年間をほぼ東京神田神保町で過ごしたエリナちゃんは、書店を避けては歩けない毎日でした。神保町ではいまも書店が軒を並べているようですが、全国の自治体の2割には書店がない、という状況だとか。書店に行っても欲しい本がないことが多いのですが、思いがけない本を掘り出し、知らなかったことを発見する喜びは書店ならでは。▼美術館や博物館も、すてきな物の宝庫です。プチ・パレで目にした古の素敵な懐中時計(↓)。▼今日の海外ビジネス情報は、地下にさまざまなものが眠るロシア・サハ共和国のダイヤモンドの話題など。

海外ビジネス情報

◇サハ共和国にダイヤモンド産業コンプレックスができる

「カンガラッスィ工業団地」先行経済発展区(TOR)に、ダイヤモンドコンプレックスができることになっている。アルマズエルギエン銀行傘下の「SAYBM」が共同利用のための製造施設を建設する。そこには研磨設備が設置されるとカンガラッスィ工業団地TOR管理会社のドミトリー・ボリソフ社長が説明した。

「個人の研磨職人や小規模な宝飾会社が誘致され、彼らが雇用を創出することだろう。建設用地は確保済みだ。我々はそこから老朽化した建物を撤去し、整地を行った。そこにガスと電気を引く契約も結んだ。今は設計段階だ」とボリソフ社長は明言した。(極東開発省8月14日)

 

◇丹東25企業、「一帯一路」沿線国家に投資

8月10日の丹東市国税局の発表によると、現在、丹東市内25社の企業が世界17カ国に実際の投資を行なっている。海外に投資した39社の企業のうち、24社が直接投資を行ない、15社が工事・労務を請負っている。直接投資総額は1.71万ドルに達した。

近年、丹東市国税局は多くの取り組みにより「走出去」(海外進出)企業に対する税収管理・サービスを強化し、地元企業の「一帯一路」沿線国家への投資を積極的に支援している。各部門間の情報相互交換、資源相互援助、業務相互補完の優位性を発揮し、対外経済貿易局、銀行、地方税務局などの部門と協力し、「走出去」企業に関連する外部情報を収集し、内部情報との比較や現地調査を行い、「走出去」企業の国内外資産台帳を作成し、包括的な文書化管理を実現する。同時に、「走出去」企業の現場を視察し、リスクの分類や追跡管理を行ない、事前警告の能力を高め、海外投資・生産経営の際に起きる移転価格調査、二重課税、協定待遇享受の阻害などのリスクの予防に協力することにより、企業の「走出去」に対する自信と気力を強化し、企業のさらなる安定と発展に貢献している。(遼寧日報8月15日)