ロシア極東にハイブリッド発電所ができる

2017年09月14日

エリナのささやき

先週、ウラジオストクで行われた「東方経済フォーラム」の公式な成果発表はまだネット上で見当たらないようですが、フォーラム・ホームページのダイジェスト欄では、チュクチ自治管区でのエネルギープロジェクト、サハ共和国チクシ村での風力発電プロジェクト、ハバロフスクでのイチゴ栽培用温室の建設作業などの報道を見ることができます。▼さらに北海道新聞(9月7日)「北海道総合商事 極東2事業、覚書締結へ」によれば、サハ共和国ヤクーツク市での温室施設の第2期工事、ごみ焼却施設の導入に向けた覚書に加え、石狩管内新篠津村の農業法人によるサハリン州でのタマネギ栽培の技術協力が伝えられています。▼海外ビジネス情報は東方経済フォーラムの現地報道から2件。太陽光発電の安定出力を得るため、ディーゼルを併用したハイブリッド発電が求められているようです。▼写真は昨年の瀬戸芸で見かけた小豆島のソーラー畑。

海外ビジネス情報

◇ロシア極東にハイブリッド発電所ができる

ロシア極東におけるハイブリッド(太陽光・ディーゼル)発電所の建設に関する三者協定書に企業グループ「ヘベル」(レノバ・グループと(株)ロスナノの合弁)、韓国の現代、極東地域投資促進・輸出支援局が署名した。

合計出力40メガワットのハイブリッド(太陽光・ディーゼル)発電所の建設が提携の対象となる。プロジェクトリポートの作成と資金調達は、極東地域投資促進・輸出支援局の協力の下、ヘベルと現代が行う。

「当社ではハイブリッド発電所建設プロジェクトを実行する上で豊かな経験が蓄積されている。既に運転している発電所の成果は、高い日射レベルの地域で太陽光・ディーゼル発電装置が最大50%のディーゼル燃料の削減を可能にすることを裏付けている。よって、当社はロシア極東にこの種のプロジェクトの高いポテンシャルがあることがわかる」とヘベル・グループのイーゴリ・シャフライ社長は述べた。(極東開発省HP 9月6日)

 

◇カムチャツカ地方とシーメンスが提携合意

東方経済フォーラム(EEF)でカムチャツカ地方ノウラジミル・イリューヒン知事とシーメンス・ロシアのディートリッヒ・ミュラー社長が提携協定書に署名したことを同地方広報室が発表した。

この文書は発電、医療、セキュリティ等の分野の提携関係を規定している。カムチャツカ地方では、現在建設中のカムチャツカ地方病院等、半島の医療機関のハイテク医療設備の供給者にシーメンス社がなってくれるものと期待されている。

ミュラー社長は、シーメンスがほかにも、カムチャツカ地方にとって重要なプロジェクトのパートナーになりうる、とコメントした。

締結された合意を実行するために、作業部会が設置される。(極東開発省HP 9月6日)