マツダのエンジン工場プロジェクトが増資

2017年09月19日

エリナのささやき

台風一過、良く晴れた今朝の新潟です。きょうの海外ビジネス情報は、ウラジオストクでの東方経済フォーラムの現地報道の続報をまとめて。フォーラムの場で日ロ首脳会談に臨んだ安倍首相は、その後突然のように衆議院解散を決断したのか、慌ただしい秋がやってきそうです。▼今回のフォーラムは日本経済にとってどうだったのでしょうか。21日(木)に行うERINA賛助会セミナーは「対ロシアビジネスの現状・課題・展望」をテーマに、いま日ロ経済協力で最も注目される企業の一つ、日揮㈱の多角的展開を中心に対ロシアビジネスを考えます。ぜひ、ご参加ください。▼秋晴れのウラジオストク(↓)。クレーンには日本語の注意書きがそのまま。これも日ロ関係の一つ。

海外ビジネス情報

◇マツダのエンジン工場プロジェクトが増資

MAZDA SOLLERS Manufacturing Rus社(MSMR)は沿海地方のマツダのエンジン工場の操業開始への投資金額を1.5倍の30億ルーブル強まで拡大する。MSMRは東方経済フォーラムで「ナデジディンスカヤ」先行経済発展区(TOR)の入居資格を取得した。Sollersのワジム・シベツォフ社長と極東開発公社のデニス・チホノフ社長が6日、関連協定書に署名した。

これまで、投資プロジェクトは経済特区(OEZ)体制下で実行されることになっていた。ところが、TORとOEZの支援方策を比較分析した結果、投資側は最も効率的なものとしてTORを選択したという経緯がある。(インターファクス9月6日)

 

◇ロシア極東での遠隔医療に関する韓ロ覚書が署名に

第3回東方経済フォーラムで6日、極東地域投資促進・輸出支援局、コリアテレコム、国立釜山大学病院の間で遠隔医療分野の相互理解に関する三者覚書が署名された。

覚書に従い、三者は遠隔診療の展開に適した極東地域を特定し、一連の必要な調査を行うことにしている。特に、韓国製のハイテク設備のテストが、極東連邦大学医療センターで行われる見込みだ。この設備は、この種のものとしては比較的サイズが小さいのが特徴で、それが価格を下げている。さらに、この設備によって、人体の健康情報をインターネットを介して伝達することができる。署名式には韓国保健福祉部副長官も出席した。(極東開発省HP 9月6日)

 

◇トルトネフ副首相 北方領土共同経済活動の現状に不満

ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は、日本とロシア極東の経済プロジェクトの共同展開の結果に不満だと述べた。「活動に満足していない。私たちは熱心にやったが、貿易高は落ちた」という副首相の談話をGazeta.ruが報じている。副首相によれば、過去6カ月で対日貿易高は11%縮小した。

トルトネフ副首相はこの前日、クリル諸島での共同経済活動に関するロ日協議会の活動を批判した。1年以上かけて、安倍首相がプーチン大統領に提案した8つ項目のうちの1項目も実現されていない。

こうして、「クリル」先行経済発展区向けのプロジェクトについて、ロシア側は日本側から具体的なオファーを2カ月待ち、その後は国内あるいは他国で投資家探しを始める方針だ。「我々は、クリル諸島の共同開発に係る日本の同僚の提案に敬意をもって対応しているが、これらの提案を書面で見たいものだ」という首相の談話をタス通信が報じている。

2016年末、プーチン大統領と安倍首相は私的対面後に、ロシアの支配下にあるクリルの4島の共同開発の開始を宣言している。(DV.land 9月7日)

 

◇沿海地方とコカ・コーラが共同で社会貢献

沿海地方政府と「コカ・コーラNBCロシア」が東方経済フォーラムで、地域でのソーシャルプロジェクトの共同実施に関する覚書に署名した。双方はボランティア活動、環境保護、スポーツ振興、観光、文化遺産保存、専門教育、地域のビジネス環境の改善に共同で取り組む。

コカ・コーラ社は1990年代から沿海地方で活動している。同社はこの4年で沿海地方での生産展開に3400万ドルを投じた。材料(ボトル、フタ、箱用段ボール)の大部分は、工場が先行経済発展区やウラジオストク自由港内に開設されたものも含め、沿海地方の企業から購入している。(DV.land 9月7日)