オルドス国際空港が顔認識システムの使用開始

2017年09月20日

エリナのささやき

今朝は恒例の朝食会。8月23、24日にあった「日ロ沿岸市長会議。日ロ沿岸ビジネスフォーラム」をテーマに、その事務局を務めた新潟市の岩渕国際課長から報告がありました。近年は相互の交流促進のため、入国審査や税関手続きを簡素化しようという提案が続いているそうです。その提案も一つの背景にあったでしょうか、「ウラジオ「電子ビザ」導入1カ月 手続き簡素化、利用順調」の記事が北海道新聞9月15日付にあります。日本人の利用が最も多く、受付開始から1カ月間で577人に上ったとか。▼海外ビジネス情報は中国から、国際空港での顔認識システムの話題など。▼シャルル・ドゴール空港内のキャビア屋さん。朝5時からキャビアな感じではないのですが、ちょっと魅かれます。

海外ビジネス情報

◇オルドス国際空港が顔認識システムの使用開始

先頃、オルドス国際空港ターミナルビルでスマート安全管理システムの設置が完了し、正式に顔認識システムの使用が開始され、旅客は身分証を携帯しなければターミナルビルに入ることができなくなった。

スマート安全管理システムは顔の特徴の情報に基づいて識別する技術。旅客がこのシステムを通過するとき、顔認識のアルゴリズムを通じて旅客の顔部分の画像が素早く読み取られ、短時間で旅客の顔と身分証の写真が照合され、搭乗する旅客と身分証が同一人物かが判別される。

このシステムは公安のLANや民間航空の専用ネットに依拠して、内モンゴル自治区公安庁、オルドス市公安局とつながり、空港の到着・出発ゲートや重要な識別場所につながっている。しかも99.99%の精度による顔認識技術で0.3秒しかかからず、マルチスペクトル検査技術をもち、写真や自撮りなどのごまかしを防止する効果もある。(内モンゴル日報9月7日)

 

◇中国最長の高地寒冷地快速鉄道、全線レール敷設完了

9月6日11時、新しく建設された方正駅構内で、作業員が最後のレールのボルトを締め終わると、和諧型(CRH型)の機関車がレールを走り、中国最長の高地寒冷地域の快速鉄道、すなわちハルビン-ジャムス鉄道全線のレール敷設業務が完成し、来年の6月開業のために基礎を固めた。

哈佳哈牡客専公司の李雄飛副社長によれば、ハルビン-ジャムス鉄道の主要な部分の工事は8月末までに90%完成しており、10月末までに静態的な検査とレールの補正を完成させ、来年3月に動態的な検査と走行試験の段階に入り、2018年6月に供用開始の予定だという。開通後のハルビン-ジャムス鉄道は旅客と貨物の共用による快速鉄道となる。旅客輸送では、ハルビンからジャムスまでの運行時間は現在の6時間余りから2時間以内に短縮され、貨物輸送では付加価値の高い貨物の輸送が主となる見込みだ。

2016年6月に着工以来、ハルビン-ジャムス鉄道は国家の『中長期鉄道網規画』の重点建設プロジェクトであり、全長343キロ、時速は200キロの予定。供用開始後はハルビン-チチハル高速鉄道および建設中のハルビン-牡丹江、牡丹江-ジャムス鉄道と連結し、龍江2時間経済圏を構築すると同時に、ハルビン-大連高速鉄道と接続して、全国の高速鉄道網に組み込まれることになる。(黒龍江日報9月7日)