満洲里市税関管轄区で輸出入ともに増加の勢い
2017年09月25日
エリナのささやき
昨夕は東響新潟定期に出かけました。会場の「りゅーとぴあ」は舞台の音響、照明などの改修のため3カ月以上休館していたこともあって、久しぶりの感。コンサートホールは来年度も天井工事が続くらしく、定期演奏会と工事が順番にあるようです。昨夕の演目は、ドヴォルザーク交響曲第9番、ケルシェック「ラッパ達が鳴り響く」、ヤナーチェク「シンフォニエッタ」という盛り上がり必定の管楽器洪水的な重量級3作品。加えて、パーカッションの首席奏者に加わったS氏のティンパニも豪快に決まっていました。▼海外ビジネス時情報は、一帯一路で盛り上がる中国から、最近しきりに目にする中国・モンゴル・ロシア経済回廊に関連する話題が2つ。▼第2次世界大戦で被爆したウィーン国立歌劇場ですが、豪華な正面の階段やカフェルーム(↓)は焼失を免れたのだとか。復旧は1955年のこと。
海外ビジネス情報
◇満洲里市税関管轄区で輸出入ともに増加の勢い
満洲里税関統計によれば、今年7カ月間で、満洲里税関管轄区の輸出入額が216.3億元を達成し、昨年同期に比べ22.6%の伸びとなった。輸出額は75.5億元で22.6%増、輸入は140.8億元で22.7%増と、双方とも増加趨勢だった。
満洲里税関管轄区における外国貿易の成長は主に四つの要素からなる。受給側の構造改革の推進により企業の木材・石炭・鉱石などの製品の輸入規模がすべて拡大したこと、家電企業の新興市場開拓により機械・電気設備製品の輸出活力が目覚ましいこと、互市貿易・総合保税区などの新貿易が成長のスポットライトとなったこと、満洲里の中ロ貿易の役割が突出し、内モンゴル自治区の企業が「一帯一路」沿線国家と累計で372.6億元の輸出入を行ない、伸び幅が41%に達したことだ。このほか、満洲里が「草原シルクロード」経済帯と「中モロ経済回廊」の重要なハブ都市として、対ロ貿易の8割以上の輸送量を請け負っていることがある。(内モンゴル日報9月12日)
◇中モロ・シンクタンク国際フォーラム2017、9月18日ロシアで開催
9月12日、内モンゴル自治区政府新聞弁公室がフフホトで「中モロ・シンクタンク国際フォーラム2017」年度大会について記者発表した。内モンゴル自治区発展研究センターの関係者が「中モロ・シンクタンク国際フォーラム2017」年度大会の状況について説明し、記者の質問に答えた。
「一帯一路」の中の中モロ経済回廊建設を推進するために、中モロ3国外務次官級北京会議での3三国の学術・シンクタンク交流メカニズムを確立する合意に基づき、中国の外交部が提起し、国務院発展研究センター国際協力局、内モンゴル自治区発展研究センター、モンゴル科学アカデミー、モンゴル国立大学、ロシア科学アカデミー極東研究所を第1回の共同理事長組織として、2015年9月に中モロ・シンクタンク協力連盟が設立され、2015年9月、2016年9月にそれぞれモンゴル・ウランバートル、中国内モンゴル自治区フフホト市で第1回、第2回「中モロ・シンクタンク国際フォーラム」が開催され、滞りなく終了した。連盟の規定に従って、ロシア科学アカデミーシベリア支部モンゴル学・仏教学・チベット学研究所が輪番で主管する「中モロ・シンクタンク国際フォーラム2017」年度大会が9月18日から22日までロシアのブリヤート共和国ウラン・ウデで開催される。
今回のフォーラムは「中モロ経済回廊:発展の青写真」をテーマに、3国が共通して注目している「課題と発展見通し」「インフラと商業・貿易」「農業・観光・生態」「人文協力」などの議題をめぐって深く検討される。中国・モンゴル・ロシアの専門家約110名が参加する。そのうち中国側は40名余り、モンゴル側は20名余り、ロシア側は40名余り。中国側は40本以上の会議論文を提出し、学術交流に臨む。(内モンゴル日報9月13日)