大統領が大手検索エンジンに極東支社の開設を提案
2017年10月03日
エリナのささやき
ERINA研究叢書の第6巻として、『現代朝鮮経済 挫折と再生への歩み』(三村光弘、日本評論社)が出版されました。核やミサイル問題で世界中が注目する北朝鮮の戦後から現在に至る経済の流れを紐解き、北朝鮮の行動や今後の朝鮮半島の行方を考えるヒントとなる正にタイムリーな一冊と言えるでしょう。お買い求めは、出版元やネット販売サイトなどで検索してみてください。ERINA賛助会員の皆さんはERINAまでお問い合わせください。優待させていただきます。▼ロシアにもロシアの検索エンジンがあるのですね。きょうの海外ビジネス情報はそんなロシアからの話題。日本海沿岸地域のニュースもロシア交流の話題が山形から。「村山-ロシア・ヤクーツク 伝統文化通じて交流」(山形新聞9月28日)。
海外ビジネス情報
◇大統領が大手検索エンジンに極東支社の開設を提案
ロシアの検索エンジンYandexのオフィスを訪れたプーチン大統領は、ロシア極東に事務所を開設するよう、経営陣に提案した。大統領によれば、極東連邦管区は今、活発に発展しており、総合大学があるので、Yandexにとって有望な機会があるというのだ。
大統領の言葉に対し、Yandexのアレクサンドル・シュリギン社長は「指摘は理解し、受け止めた」と応じた。Yandexは、大学の優秀な卒業生を探す等の目的で、ロシアの数多くの都市(モスクワ、サンクトペテルブルク、ニジニノブゴロド等)に事務所を構えている、とシュリギン社長は説明した。(ロシースカヤ・ガゼータ9月21日)
◇Invest India内にロシア担当部局
インドの公的投資促進機関「Invest India」がロシア局を開設した。目的は、ビジネスコンサルティング、戦略ガイダンス、法律問題の処理など、全面的にロシア企業を支援することだ。「Russia Desk of Invest India」の設置については、サンクトペテルブルクで今夏、プーチン大統領とモディ首相が合意済みだ。
Invest Indiaとの提携の枠内で、ロシア極東地域投資促進・貿易支援局の専門家が相互投資の呼込みのノウハウを交換することになるだろう。
アレクサンドル・ガルシカ極東開発大臣はこれまで、インド人投資家がロシア極東に高い関心を示していることを指摘してきた。(極東開発省HP 9月21日)