プーチン大統領がエネルギー分野での投資促進を政府に指示

2017年10月06日

エリナのささやき

カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞に決定。日常風景を読み進めるうちに異次元の世界に誘い込まれる独特な感覚があって、「エリナちゃんの読書習慣」でも何度か取り上げさせていただきました。▼こちらは奥能登国際芸術祭の作品から、作品番号14番、トビアス・レーベルガーさん(独)の「Something Else is Possible/なにか他にできる」。廃線になった「のと鉄道」に置き去りにされた列車(奥能登国際芸術祭のシンボル的存在ですね)と旧蛸島駅の間に虹色の渦が据えられています。暗から明へ、過去から未来へ、渦を通り抜けるとググッと力が湧いてくるようです。▼海外ビジネス情報は、ロシアのエネルギー投資促進に関するプーチン大統領の指示など。毎年恒例の「日露エネルギー・環境対話イン新潟」は、今年は11月14日(火)。皆さんへのご案内を前に、準備も佳境に入ってきました。

海外ビジネス情報

◇プーチン大統領がエネルギー分野での投資促進を政府に指示

9月5~8日に行われた極東連邦管区への出張の結果に沿ったプーチン大統領の指令リストが公表された。ロシア連邦政府に出された指示の中には、ロシア極東の電力関連施設の建設及び(あるいは)設備更新への民間投資の流入促進メカニズムの検討がある。

ロシア極東のエネルギー分野での連携が第3回東方経済フォーラムで話し合われた。例えば、日本の安倍首相はエネルギー分野を日ロ協力の伝統的領域と呼んだ。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はスピーチで、「発電での協力はエネルギー産業の新しい枠組みの形成に係る課題だ」と述べた。プーチン大統領によれば、エネルギー分野での活動は継続されるだろう。「フォーラムの出席者全員が、このことにかなり前向きだ」。

エネルギー産業の発展は、極東の経済のポテンシャルを引き出すために必要だ。数十年間、引き上げられた電力料金は一連の工場や企業の稼働の妨げであった。このたび、それらを国内平均水準にするという決断が下された。同時に、電力の原価を下げるために、新たな発電施設の整備が必要だ。

第3回東方経済フォーラム中で、へベル社(Renova Groupと(株)ロスナノの合弁)、韓国の現代、極東投資促進・輸出支援エージェンシーの間で、ロシア極東での太陽光とディーゼルのハイブリッド発電所の建設に関する三者協定書が署名されている。(極東開発省公式HP 9月28日)

 

◇ダイアモンド業界の技術者養成センターが設置に向けて動き出した

プーチン大統領は極東開発省に、教育科学省、独立非営利団体「ロシア極東人的資本開発エージェンシー」と協力し、極東連邦管区のダイアモンド研磨業界の企業向けの高度技術者の総合的養成事業を実行するよう指示した。高度技術者の養成を目的とし、専門的な教育拠点の設立が予定されている。「ダイアモンド研磨職人」と「原石ダイアモンド加工技術」という新しい方面の専門家が、沿海地方のダイアモンド加工業界のために国際ダイアモンド業界センターで養成される。

プーチン大統領はEEF-2017(東方経済フォーラム)の先行経済発展区(TOR)見本市を訪れ、インドの宝石・宝飾品業界大手KGKのダイアモンド研磨工房をスタートさせた。(極東開発省9月28日)