ハバロフスクの日ロ合弁の野菜の出荷が再開

2017年10月13日

エリナのささやき

先月のERINA賛助会セミナーで日揮の加藤氏よりご紹介いただいたハバロフスクの温室野菜事業が、今日の海外ビジネス情報の話題に。さらに沿海地方知事が解任されたり、モンゴルの首相が決まったり。▼ロシアでサラダというと、決まってトマトとキュウリをスライスしたものがぶっきらぼうに出てきたものです。そんな様子は今も変わらないようで、ハバロフスクの温室施設でも、栽培しているのはやはりトマトとキュウリ。そこにオリーブオイルがあるだけでも、料理の感じが変わるでしょうね。▼パリのすこし気張ったランチで選んだ前菜は…。

海外ビジネス情報

◇ハバロフスクの日ロ合弁の野菜の出荷が再開

日ロ合弁会社「JGC Evergreen」がハバロフスク市内の商店への野菜の供給を再開した。市民はまずキュウリ2品種を買うことができる。トマトの植え付けは、建設作業のため、10月にずれ込む。12月末までにピーマン/パプリカが予定されている。試験済みの品種と新種(紫とオレンジ)が既に植え付け済みだ。10月には葉物野菜(ラディッシュ、サラダ菜など)の植え付けが予定されている。

JGC Evergerrnは「アバンガルド」工業団地で温室の第2ライン(2.5ヘクタール)を建設中だ。工事は今年5月に始まり、11月の稼働が予定されている。温室の第2ラインの費用は4億8000万ルーブル。プロジェクトは3つの温室(総面積10.3ヘクタール)の建設を予定しており、野菜以外にイチゴも栽培される。

JGC Evergreenが温室で採用している技術は、1平方メートル当たり最大100キロの収量を可能にする。JGC Evergreenの製品はまだハバロフスク市民しか買うことができないが、全ての温室の稼働にともない、投資家側は製品の供給地域を拡大することにしている。(極東開発省HP 10月4日)

 

◇沿海地方知事が解任

沿海地方のウラジミル・ミクルシェフスキー知事が解任された。関連の大統領令にプーチン大統領が署名した。「知事代行にはアンドレイ・タラセンコ氏が任命された」とドミトリー・ペスコフ大統領報道官は述べた。タラセンコ氏はこれまで、「ロスモルポルト」の社長を務めていた。

知事の交代は定期的に行われている。新たな人事入替の波が始まったのは先月末のこと。プーチン大統領は先週、サマラ州、ニジニ・ノブゴロド州、ネネツ自治管区、クラスノヤルスク地方の知事を解任した。今週も知事の交代は続いた。プーチン大統領はダゲスタン共和国の首長も解任した。(ロシースカヤ・ガゼータ10月4日)

 

◇新首相を国会が任命した

10月4日、モンゴル秋季国会の総会でU.フレルスフ氏を第30代首相に任命する議題が審議された。質疑応答と議員の姿勢表明のあと、採決に入った。フレルスフ氏の第30代首相任命に出席議員全員が賛成した。秋季国会総会には76人中47人の議員が出席していた。(MONTSAME 10月4日)