沿海地方で国際オートサロン開催へ

2017年11月13日

エリナのささやき

キリッとさわやかな秋晴れの新潟の朝です。こんな好天で明日の「日露エネルギー・環境対話」に来てくれる方々をお迎えしたいのですが、予報は下り坂模様。それも新潟です。▼ロシアでは最近、爆弾脅迫電話が相次いでいるようで、この1カ月だけで、120の都市で80万人が避難したとか。脅迫だけで済んでいるうちはまだいいのですが。▼今日の海外ビジネス情報はロシアとモンゴルから。ウラジオストクで来春開かれる国際オートサロンの予告記事など。▼ウラジオのかつての中古車センターはクルマがあふれ落ちてきそう。

 

海外ビジネス情報

◇沿海地方で国際オートサロン開催へ

定期的に国際オートサロン「VIAS」(Vladivostok International AutoSalon)が開かれる専用展示センターが2018年春、観光・レクリエーションクラスター「プリモーリエ・リング」内にオープンすることを、沿海地方政府公式HPが報じている。VIASは2018年3月30日~4月1日に開催される。

オートサロンのエカテリーナ・プシェニチニコワ社長によれば、展示センターの第1段階は最新式のテント型構造物(約4000平方メートル)になる。新しい複合施設の絶対的な長所はウラジオストク国際空港や主要な交通機関に近いことと、自動車1000台分の駐車場、観光・レクリエーションクラスター「プリモーリエ・リング」のスポーツ娯楽施設だ。

第1回VIASは今年9月にウラジオストク市で、Moutul、NGK、ToyoTires、Subaru、Denso、Yokohama、Tone、PIAA、ABROなどのブランドを展示した企業40社、成長中のロシア企業、ブランド、チェーン店(COVA、NNK、1000サイズ、Fitserviceなど)が参加して開催された。

イベントツーリズムは最もダイナミックに発展している沿海地方観光産業の分野だ。沿海地方で派手で大規模なイベントが年々増える一方で、沿海地方を訪れる観光客数の増加にしかるべく影響を及ぼしている。(極東開発省公式HP 11月2日)

 

◇モンゴルにEU代表部を開設する協定書が署名された

モンゴルと欧州連合(EU)は2日、モンゴル政府とEU・欧州原子力共同体(Euratom)との間で駐モンゴルEU代表部開設協定書に署名した。協定書にはモンゴルのツォグトバータル外相、駐モンゴルEU大使がウランバートル市内の政府宮殿で署名した。ウランバートルのEU代表部の開設はモンゴルとEUの二者関係における著しい進展だと、ツォグトバータル外相は明言した。

「モンゴルはEUを第3の隣人とみなし、EUとの政治対話や経済交流の拡大を目指している。これを受けて、我々はこの政策を今後も、二者関係を新しい発展段階に進めるために、堅持していく。EUとその加盟国は当初よりモンゴルの民主化と社会経済の改革を支援してきた。EUは現在、モンゴルの大口投資家、貿易相手国の一つとなっている」と外相は述べた。

今日現在でEUから800社がモンゴルに計32億ドルの投資を行い、それはモンゴルの直接外国投資の約13%を占めている。2016年のEUとモンゴルの貿易取引高は10億ドルに達し、それはモンゴルの外国貿易の8%に当たる。今後は、あらゆる方面での二者交流を強化するためのより幅広い可能性があると、駐モンゴルEU大使は述べた。(MONTSAME 11月2日)