中ロ原油パイプライン第2ルート工事全線貫通

2017年11月21日

エリナのささやき

何時だって仕事の引っ掛かりって終わりませんね。先週の日露エネルギー・環境対話が終わると、今度はその報告書づくりとともに、北東アジア経済発展国際会議の準備に入ります。今回は2018年1月30日(火)の午後から31日(水)にかけての開催予定。皆さんへのお知らせまで3週間ほどの内になるべく具体的に詰めていきたいと思っています。▼いまは、12月発行のERINA REPORT (Plus) や北東アジア経済データブックの校正作業も。年内には来年2月発行のERINA REPORT (Plus) の原稿を揃えなくちゃ、などと気をもんでばかり。▼今日の日本海側のニュースは「バイカルアザラシ繁殖に力 谷本知事、イルクーツク州知事と懇談」(北陸中日新聞11月12日)。海外ビジネス情報は、中ロ原油パイプライン第2ルートが貫通した話題など。写真はアラスカ・タナナ川に架かる石油パイプライン。

海外ビジネス情報

◇中ロ原油パイプライン第2ルート工事全線貫通

中国石油天然ガス集団公司によると11月12日、最後の接続溶接が終了し、全長941.8キロメートルの中ロ原油パイプライン第2ルートの工事が全線貫通し、給油の条件を満たした。

2018年1月1日に中ロ原油パイプライン第2ルートは正式に稼働を開始する。東北の原油輸送パイプラインによるロシア産石油の輸入能力は、現在の年間1500万トンから3000万トンに増える。

中ロ原油パイプライン第2ルートの工事は中国石油パイプライン公司により施工・管理され、黒龍江省漠河県漠河オイルステーションを起点とし、黒龍江、内モンゴル両省区を経て、黒龍江省大慶市林源オイルステーションを終点とし、2016年8月に着工した。パイプライン公司は現場の施工状況に応じて科学的な管理方法を導入し、寒冷地域における原油輸送パイプラインの建設に貴重な経験を積んだ。(吉林日報11月13日)

 

◇沿海地方の中ロ合弁トラック工場の当初生産台数は500台

企業グループ「SUMOTORI」と中国の第一汽車(FAW)が合弁設立した製造企業「Yubo-Sumonori」社(沿海地方アルチョーム市)は、2018年にFAWのトラック500台を組み立てることにしている。SUMOTORIのビターリ・ベルケエフ社長がアンドレイ・タラセンコ沿海地方知事代行の企業視察の際、こう報告した。

「年内に生産・出荷を開始する予定だ。現在、部品は国境にある。当社は輸入部品を使って自動車を組み立てている。来年にはトラック500台、2019年には2000台を組み立てることにしている。ダンプカー(6×4、8×4)を生産する」というベルケエンコ社長の談話を沿海地方広報室が伝えている。

タラセンコ知事代行は既存の生産施設を視察し、国内のみならず国外でもYubo-Sumotoriの製品を販売する必要性を強調した。「早急に貴社の自動車が売れて流通するように、欧州からではなく沿海地方から買ってもらえるように、連邦中央とこの問題を徹底検討しなければならない。ここの自動車は性能が良く、採石場や工事現場で重宝するだろう」と知事代行は述べた。

既に報じられたように、合弁会社Yubo-Sumotoriは2016年12月、ウラジオストク自由港入居契約を締結した。

沿海地方国家プログラム「沿海地方経済の発展の技術革新」(2013~2020年)の枠内で、ビジネス展開と沿海地方の投資環境の改善に係る一連の方策が実行されている。これを受けて、沿海地方ではビジネス支援専用メカニズムが構築され、投資家活動のためのインフラが整備され、これらの施策には沿海地方投資エージェンシーが積極的に関与し、沿海地方投資ポータルが機能している。

さらに、国家プログラムの枠内で、沿海地方輸出促進センターが企業家をサポートしている。同センターは地場企業の国内外市場への進出をサポートし、外国のパートナーとのビジネス関係の構築に貢献している。(インターファクス11月14日)