大連市、年末までに生活ゴミの分別義務づけ

2017年11月30日

エリナのささやき

日本の街を歩いてつくづく欲しいなと思うのは、ベンチとゴミ箱。齢を重ねるとともにベンチのありがたみが増してくるし、ゴミは出来れば持ち帰りたくない。テロ対策とかで姿を消して以来、ゴミ箱はめったに見かけなくなりました。日本以上にテロが怖い海外ではどうなのでしょう。▼今日の海外ビジネス情報は、大連市でゴミ分別が義務付けられる話題。写真はウィーン中央駅のゴミ分別。プラ、金属、紙、その他の4分別ですね。日本海側のニュースは石川県から「タタルスタン、県と友好へ 日ロ両国も後押し」(北陸中日新聞11月26日)。

海外ビジネス情報

◇大連市、年末までに生活ゴミの分別義務づけ

今年末までに、大連市は公共機関と公共スペースで生活ゴミの強制分別を実施する。11月20日の大連市都市建設局からの情報によれば、大連市の党・政府機関、卸売市場、駅や空港などの公共機関、公共スペースにおける生活ゴミを決められた日時に分別して廃棄しなければならないとし、もし実行しなければ、都市管理総合法律執行部門により関係法規に基づいて処罰される。

大連市は今年、国の関係部署により生活ゴミ強制分別先行区に指定され、現在すでに184の分別モデル地でゴミの分別を先行実施している。ゴミの分別は都市のゴミ処理の大きな負担を軽減し、資源のリサイクルを促進することができるが、国内で実行するには習慣の育成、分別設備の建設、収集システムの整備、資源化利用など、多くの難題がある。大連市は公共機関、公共スペースにおける生活ゴミの強制分別を実施することにより、ゴミ分別全体の推進速度を上げようとしている。

中山区、西崗区、沙河口区、甘井子区、ハイテク区など中心都市部にある公共機関と公共スペースの管理部門で生活ゴミの強制分別が実施される。その他の地域については、分別が義務づけられるが、ゴミ収集・運搬の方法はそれぞれに任される。有害ゴミ、回収可能なゴミ、生ゴミ、その他のゴミの4区分により、管理部門は所在地のゴミ収集方法に合わせて分別収集容器を設置するとともに、各地の環境衛生部署の規定に従って分別処理しなければならない。(遼寧日報11月21日)