綏芬河口岸、今年の貨物量1000万トン突破
2017年12月21日
エリナのささやき
来年1月30、31日の「2018北東アジア経済発展国際会議(NICE)イン新潟」では、進展する中ロ国境貿易を踏まえて、久しぶりに黒龍江省綏芬河市、吉林省琿春市からの参加・報告も予定されています。今日の海外ビジネスニュースでも、綏芬河口岸の輸出入貨物量が大きく増えている話題など。皆さんもぜひご参加ください。日本海側のニュースは、「福岡県、江蘇省に環境支援 友好提携25年、排ガス削減後押し」(西日本新聞12月16日)。▼今年泊まったナイスなホテルは、パリ。アパートも考えたけれど、「セキュリティが心配」(M)ということでこちら(↓)へ。満足度の高い7区にあって、落ち着いた感じ。
海外ビジネス情報
◇綏芬河口岸、今年の貨物量1000万トン突破
12月5日までに、綏芬河口岸の2017年の輸出入貨物量が累計1060万トン、前年同期比23.2%増を達成した。
綏芬河は国家の「一帯一路」の発展の機会に恵まれたなかで、「中モロ経済回廊」の建設に積極的に参与し、「一つの窓口を創造し、四つの区を建設する」という発展の位置づけにより、相互連結設備を完成し、国内的には珠江・長江デルタとつながり、国際的にはロシア・日本・韓国などとの陸海複合一貫輸送の結節点とつながっている。
共産党黒龍江省委員会や省政府の支援のもと、綏芬河では口岸のインフラ改造を強化し、国際化した集散輸送システムを建設している。鉄道口岸の積替能力は3850万トンに達し、通過旅客は延べ2200万人を突破した。道路口岸の通関は600万人、車両55万台、貨物550万トンとなった。ロシア公民のビザ免除入国、車の輸入、ロシアへの豚肉の輸出、穀物の輸入、水産物と冷凍・冷蔵水産物輸入、国外旅客購買の税返還指定口岸などが相次いで承認された。また、中ロ税関相互監視・認証、大口商品の国外事前検査、特殊商品の事後検査などの措置を推進し、商品国検(国家検査検疫)試験区の建設を積極的に進め、輸出入貿易の質と効果を全面的に高めた。(黒龍江日報12月13日)
◇黒龍江省、42件のPPPプロジェクトを重点的に推奨
黒龍江省発展改革委員会と省財政庁は12月12日、「黒龍江省PPP重要プロジェクト戦略投資マッチング会」および「民間投資PPPプロジェクト促進会」を共催した。これにより政府と社会資本の協力モデル(PPP)をさらに促進するとともに、中央国有企業の改革に積極的に助力し、民営企業がPPPに関する最新政策を把握することを支援する。
今回のマッチング会には、40社以上の中央国有企業、80社以上の民営企業と金融機関が参加した。イベントでは、省発展改革委員会と省財務庁の関係責任者が従来型のインフラ施設分野と公共サービス分野におけるPPP政策を詳しく説明すると同時に、現状と「十三・五」(第13次五年計画)の発展に立脚し、黒龍江省における重要インフラ施設の整備と公共サービスの拡大などを考慮して選ばれた42件の投資価値の高いPPPプロジェクトを重点的に推奨した。42件のプロジェクトは投資総額が1000億元を超えると推算され、交通・水利・市政施設・医療・教育など数多くの分野をカバーしている。(黒龍江日報12月13日)