外国人専門家のロシアの滞在期間が延長を検討
2017年12月27日
エリナのささやき
欧州などではクリスマス前の土日に続き、25~26日にクリスマス休暇があり、今日から次の土日まで3日間の有給休暇をとれば、1月1日の休暇を含んで10連休にすることができるようです。日本ではその上、正月3ケ日があり、次の4~5日で有給休暇をとれば、その次の土日祝日を含んで夢の17連休。…って、そんな風にはいかないけれど、前半型、後半型で休む人は多いだろうな。▼エリナちゃんは23日、東京・渋谷Bunkamuraル・シネマで『新世紀、パリ・オペラ座』を鑑賞。オペラ座の舞台裏の緊張が伝わってくる映画でした。舞台下の雰囲気はちょっとカジュアル(↓)。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシアから2つの話題。日本海側のニュースは北海道から「道、ロシア国会議員招待 経済交流拡大目指す」(北海道新聞12月19日)。
海外ビジネス情報
◇外国人専門家のロシアの滞在期間が延長を検討
極東開発省は外務省、内務省、連邦保安庁と共同で2018年2月1日から先行経済発展区(TOR)及びウラジオストク自由港の企業の外国人従業員に対する数次ビザの取得手続きの簡素化と滞在期間延長の可能性を検討する。ロシアのメドベージェフ首相が極東・バイカル地域社会経済発展政府委員会会合の結果に沿ってこのような指示を出した。
「例えば、デニソフスキー選鉱・採鉱コンビナート用に中国製プラントを購入し、プラントの設置、調整、整備のためにメーカーのエンジニアを招へいした『コルマル』がこれに該当する。ビザ手続きは煩雑で、数次ビジネスビザでの国内滞在は最大90日という制限もある。外国人専門家がプラントの整備・調整作業をし、ロシア人専門家に機械の使い方を教えられるよう、我々は外国人専門家の滞在期間を2倍に増やしたい」とアレクサンドル・ガルシカ極東開発大臣は述べた。(極東開発省HP 12月15日)
◇大学生がEVを組み立てる
企業グループ「SUMOTORI」と極東連邦大学が変わった実験を行う。自力でEVを組み立てることが同大学の学生に提案されている。優秀者数名にはSUMOTORIが沿海地方で来年着工するEV工場での研修を提供することを、SUMOTORIのビターリ・ベルケエンコ社長が発表した。
沿海地方のEV工場「プロメテイ」(SUMOTORIと日本の荒井商事(株)の合弁事業)はロシア初のエコカー製造工場になる。同工場は「ナデジディンスカヤ」先行経済発展区で来年着工し、EVの出荷は2019年に始まる。目下、設計見積書が作成中で、会社側は既に人材問題に取り組んでいる。新しい工場は約100人の高度技術者を必要としている。
極東連邦大のミハイル・シフツェフ職業教育・職業専門分野開発部長によれば、複数の養成コース(主に工学系)の学生たちがこの実験に参加する。シフツェフ部長によれば、雇用主を教育課程や共同プロジェクト、研修に呼び込むことは、なによりも高い人材育成の水準を確保し、経済競争力の向上に貢献する。(極東開発省HP 12月18日)