ウラジオの未完成ホテルの経営に日本企業が乗り出すか
2018年03月01日
エリナのささやき
新潟の未明からの強風は冬の嵐か、春の嵐か。どっちにしても、きょうから3月。年度の仕上げのひと月です。▼仕事が終わっても真っすぐ家に帰りたくない。そんなサラリーマンを近頃は「フラリーマン」と呼ぶらしいけれど、それって昔からいますよね。夕刻のウラジオストクのフラリーマンな風景(↓)。今日の海外ビジネス情報で「日本企業が乗り出すか」と言われている未完成のままのホテルが建ち上がっているのは、この湾の向こう側かと。
海外ビジネス情報
◇ウラジオの未完成ホテルの経営に日本企業が乗り出すか
日本の(株)ホテルオークラがアメリカのハイアットの代わりにウラジオストク市内のホテル複合体の事業主体になるかもしれない。
沿海地方政府広報室の発表によると21日、アンドレイ・タラセンコ沿海地方知事代行とホテルオークラの荻田敏宏社長との日本での会談で、ホテル事業の実施について話し合われた。
「我々は、投資家がホテルを完成させて開業するために、この未完成の建物を49年のコンセッションにするつもりだ。両国首脳、プーチン大統領と安倍首相に開業時のテープカットをしてほしい」とタラセンコ知事代行は述べた。
荻田社長は、オークラ側の専門家が既に建物の状態を調査し、現在、複合施設の営業コンセプトをまとめている最中だと話した。日本側は3月末までに施設について結論を出し、共同で検討するために、最大限効率的な施設の活用案を複数、提出することにしている。
これまでの報道によると、2012年ウラジオストクAPEC首脳会議準備の枠内で、ウラジオストクで2つのハイアットブランドの5つ星ホテルの建設が始まった。一つはカラベリナヤ・ナベレジナヤ通りのビジネスホテルと、もう一つはブルヌイ岬のスパホテルだ。これらの施設はハイアットブランドで着工したが、現在、ブルヌイ岬の方は他の事業主体への移管が予定されている。(インターファクス2月22日)