ロシアが入国ビザ手続きの簡素化を北朝鮮に要請
2018年04月04日
エリナのささやき
新潟市は例年、第2土・日曜あたりが桜の見頃のはずですが、今年は昨日の陽気で一気に咲いてしまいました。予定が狂うなぁ。▼その新潟に「しょっぺ店」という言葉があります。『しょっぺ店番付』によれば「語り継がれる個性豊かな店」と定義されていますが、そのうえ安くて、決して上品ではない感じが加わるのでは。そんなしょっぺ店がまた一つ(↓)、3月末で閉店しました。咲く花あれば、散る花あり、ですね。▼今日の日本海側のニュースは鳥取から「米子-ソウル5往復化継続運航開始 日本人客掘り起こし課題」(山陰中央新報3月30日)。海外ビジネス情報は、ロシアに関する話題が2件。
海外ビジネス情報
◇ロシアが入国ビザ手続きの簡素化を北朝鮮に要請
アレクサンドル・ガルシカ極東開発大臣が北朝鮮当局にロシア人へのビザ発給の簡素化を要請した。
「今年、両国の外交関係樹立から70年になる。我が国は北朝鮮の独立を最初に正式に承認した。両国の連携の拡大強化の新たなポイントの一つになりうるのが、観光部門だ。貴国に対するロシア国民の潜在的関心は非常に高い。両国の協力の記念行事の計画のみならず、ロシア国民のビザ手続きを簡素化する可能性の検討を北朝鮮政府に要請する」とガルシカ大臣は、3月21~22日に平壌で開かれた貿易経済・科学技術に係るロ朝政府委員会第8回会合の冒頭で述べた。大臣はさらに、ロシア側が既に、北朝鮮国民のロシア連邦への入国ビザの簡素化の措置を講じている(北朝鮮は電子ビザによるロシア極東訪問を申請できる18カ国に含まれている)ことに触れた。
このほかにも政府間委員会の会合で、双方は貿易、運輸、エネルギー、製造業、農業、漁業、教育、科学、環境、スポーツ・文化の分野での協力について話し合った。「朝鮮側との2日間の集中的作業の結果、最終議事録が署名された。これは、運輸、農業、環境保護、科学、教育等の分野での二国間連携を規定するものだ」とフェースブックの在平壌ロシア大使館アカウントに掲載された資料に記されている。協議に出席したアレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮ロシア大使によれば、この最終議事録の規定は国連安全保障理事会の制裁決議の規定に完全に合致しているという。
極東開発省のデータによると、2017年のロシア極東地域と北朝鮮の貿易高は1500万ドルとなり、これは2016年の実績を84%上回っている。(インターファクス3月23日)
◇沿海地方で農機が製造される
農機の組立工場がミハイロフスキー地区に開設される。関連する提携協定書にアンドレイ・タラセンコ知事代行とコンバイン工場「ロスツェリマシ」社のワレリー・マリツェフ社長が署名した。
協定書は18種類の農機(コンバインハーベスター「VEKTOR」、トラクター「VERSATILE」、刈り取り機など)のノックダウン生産を予定している。工場はディーラーセンター「極東オートセンター」をベースにつくられる。
タラセンコ知事代行によれば、この工場によって沿海地方の農業者に必要な機械をリーズバブルな価格で提供することができるし、機械をリースで購入することもできるようになるだろう。(極東開発省HP 3月23日)