ルースキー島を中国企業と開発

2018年04月18日

エリナのささやき

今朝は恒例の朝食会、毎年4月は決まって新潟県、新潟市、ERINAの新年度の(国際関係の)事業計画を報告します。県はせっかく「にいがた未来創造プラン」という新しい総合計画を作ったのに、その端緒で知事の騒動が。▼新潟市の姉妹都市の一つハバロフスク市は今年、開基(市創設)160周年とか。ハバロフスク地方のホームページには、日本語で関連イベントの紹介も紹介されています。ちなみにERINAは今年、創設25周年。10月1日には記念シンポジウムを行う予定です。▼そのハバロフスクでの温室栽培、今度はイチゴもやるらしい。今日の日本海側のニュースは、北海道から「ロシア極東で日本原産イチゴも 道銀など温室栽培事業拡大」(北海道新聞4月12日)。海外ビジネス情報は、ルースキー島(かつて船で行き来していた頃↓)のコンベンションセンター建設に中国資本が入りそう、という話題など。

海外ビジネス情報

◇ルースキー島を中国企業と開発

極東発展基金はウラジオストク市ルースキー島の大規模建設工事プロジェクトのパートナーを見つけた。コメルサントが得た情報によると、インフラ整備とコンベンションセンター建設の費用200億ルーブル余りを中国の政府系企業China Communications Construction Corporation(CCCC、中国交通建設股份有限公司)が投資することになりそうだ。一方、ルースキー島は観光地として人気がないため、このプロジェクトは魅力に欠けるかもしれないと市場関係者は警告している。

極東発展基金はアジア経済フォーラム(中国・ボアオ)開催中にCCCCと提携について合意した。極東発展基金のアレクセイ・チェクンコフ総裁の説明によると、双方はウラジオストク市ルースキー島での多目的クラスター建設プロジェクトの共同実施に取り組むことにしている。CCCCは北京に本社を置く交通インフラ整備の政府系企業で2005年に設立。同社は現在、ロシア極東の国際輸送回廊「プリモーリエ1」と「プリモーリエ2」の近代化への参画を検討している。

多目的クラスターは、ロシア政府によって2018年夏に承認されたルースキー島の発展コンセプトにしたがって建設される。2022年までにコンベンションセンター(8万5000平方メートル)、学術研究・医療拠点(10万2000平方メートル)、国際ビジネスセンター(59万5000平方メートル)、低層集合住宅(54万平方メートル)、スポーツ複合施設(5万9000平方メートル)、観光施設(14万3000平方メートル)、インフラ施設(21万平方メートル)が建設されることになっている。全173万平方メートルの不動産の建設に1415億ルーブルの投資が予定されている。

チェクンコフ総裁の説明によると、極東発展基金は署名された協定書の枠内で、CCCCとインフラ工事に特化する管理会社(111億ルーブル)を作ろうと考えている。極東発展基金はこの管理会社への投資の7割を外国企業、3割をロシア側(民間)が出すことを考えている。チュクンコフ総裁によれば、中国側も予定された範囲で、コンベンションセンターの投資家としても機能する。このプロジェクトへの投資総額は118億ルーブルになる見込みだ。(コメルサント4月10日)

 

◇中モ首相が大型プロジェクトの進展について合意

中国とモンゴルが来年、外交関係樹立70年を盛大に祝うことで合意した。フレルスフ首相と李克強首相の北京での9日の会談でこの話題が取り上げられた。

会談中、双方は政治、経済、貿易・人的交流の分野での二国間交流の拡大について協議し、相互の利益に係る国際・地域問題について意見を交換した。双方は、両国の国家の独立、主権、領土保全の相互尊重の原則に従った二国間関係の発展に満足の意を表し、両国首相はハイレベルの相互訪問の頻度の維持と、両国の国会及び政党レベルの交流の活発化に注力し合うことを表明した。

2020年までの二国間貿易高100億ドルの達成という目標の枠内で、双方は協力のメカニズムを積極的に動かし、両国の発展戦略を一致させ、二国間貿易での障壁を排除し、製造業と投資での協力を強化し、経済発展と国民の生活水準向上を目的とするプロジェクトの推進を加速化させることで合意した。特に、ウランバートル浄水場の近代化やゲル地区再開発等、中国政府が融資するプロジェクトの近い将来のスタートでも合意した。(MONTSAME 4月10日)