ウラジオと牡丹江を結ぶ高速鉄道建設意向書に署名
2018年05月08日
エリナのささやき
JR越後線の線路で昨夜、小学生が列車にはねられ死亡した、というニュースが。女児が線路に横渡っていたので急ブレーキをかけたのだが…、という運転手の証言も報じられていています。わが家の近くで起きた出来事に、心が寒くなる思いです。▼今日の日本海側のニュースは、「台湾-山形チャーター100便超計画 10月~来年2月運航」(山形新聞4月26日)。海外ビジネス情報は、中ロ間の高速鉄道建設の話題と、韓中モを結ぶコンテナ一貫輸送の話題。高速鉄道もいいけれど、単線のひなびた鉄道旅もいいだろうな。京都丹後鉄道のトンネル脇から。
海外ビジネス情報
◇ウラジオと牡丹江を結ぶ高速鉄道建設意向書に署名
19日、ハバロフスク市の中国投資家デーで、ウラジオストク-牡丹江間に高速鉄道を建設する意向書が署名された。署名式には出資する中国のChina Railway Dongfang Group (中鉄東方国際集団)、Prestige Frontier Limited、ロシアの極東投資誘致・輸出支援エージェンシーの関係者が出席した。
意向書はユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表、沿海地方のアンドレイ・タラセンコ知事代行の臨席のもと、署名された。China Railway Dongfang Group側は2017年12月、ウラジオストクでの中国投資家デーにおいて自社の投資プロジェクトを提示していた。
牡丹江とウラジオストクの両市を結び、設計営業速度が時速250キロの高速鉄道の建設が計画されており、これは中国の旅客鉄道規格を満たしている。この高速鉄道プロジェクトは12の新規の鉄道駅と総延長380キロの線路が建設されるとみられている。途中、橋梁とトンネルの長さの合計は線路の総延長の7割を構成し、プロジェクト投資額は120億ドル規模になる。(Investinfra 4月20日)
◇韓中モの新しいコンテナ列車が運行開始
4月18日午前10時、家電、自動車、その他の韓国製品を積んだコンテナ列車が秦皇島港からモンゴルへ向けて出発した。こうして、韓国-秦皇島-モンゴルの国際鉄道・海路コンテナ輸送ルートが正式に開設された。この100TEUの商品は韓国から海路で秦皇島港に運ばれ、さらに鉄道でモンゴルのウランバートルに輸送される。途中、エレンホト、ザミンウドを経由する。貨物列車はこのルートで週1便運行し、年内に週2便になる見込みだ。
専門家は、今回の新ルートの開設が韓国-秦皇島港-モンゴル-EUなど、秦皇島港の対外取引の拡大に貢献するものとみている。(Asia Russia Daily 4月20日)