外国人技能労働者の就労ビザの有効期限延長法案が政府に提出

2018年05月09日

エリナのささやき

女児が列車にはねられた出来事は、その前に絞殺され遺棄された痛ましい事件でした。現場から徒歩圏内のわが家の周辺では今朝、小学生たちが母親などに付き添われながらまとまって通学し、現場方向へ向かう道路は検問があるのか渋滞していました。▼そんな中、1カ月後に迫った新潟知事選挙の構図がどうやら見えてきたように思えます。すっかり冷え込んだ感じの新潟県の活力をなんとか取り戻したいものです。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシア極東での外国人技能労働者向けのビザ簡素化に関する話題など。5月1日朝の京都・二条城前では、日本の労働者がメーデーの行進へ集結中。

海外ビジネス情報

◇外国人技能労働者の就労ビザの有効期限延長法案が政府に提出

極東開発省は政府に、先行経済発展区(TOR)及びウラジオストク自由港に働きに来る外国人技能労働者向けの数次ビザ取得と有効期間延長の手続き簡素化法案を提出した。

「数次就労ビザの有効期間を最長10年にする予定だ。数次就労ビザはTORまたは自由港で働く人々、そこでの投資プロジェクトのために招へいされる外国人技能労働者に発給される」とアレクサンドル・ガルシカ極東開発大臣は解説した。

新方式によると、極東開発省または極東開発担当機関(極東人材誘致エージェンシー、極東開発公社、極東投資誘致輸出支援エージェンシー)の関係者が、外国人技能労働者向けの数次ビザの発給を領事機関あるいはロシア連邦外交代表部に依頼することになる。ビザ発給申請書の審査機関は5日。極東開発省の確認によると、ビザの有効期間の延長は、ロシア極東での投資プロジェクトの実施期間中であることが条件だ。(極東開発省HP 4月20日)

 

◇瀋陽鉄道中欧班列、累計運行数1000本突破

4月20日、ヴォルシノ(ロシア)に向かう中欧班列が瀋陽東駅から出発したことにともない、中国鉄道瀋陽局グループ有限公司の中欧班列は累計運行数が1000本に達し、「一帯一路」建設に貢献する重要な成果となった。

2014年8月に中欧班列が開通して以来、瀋陽局グループはモスクワ、ワルシャワ、ハンブルクなどのヨーロッパの都市と東北地方の都市の間で物流街道を構築し、東北地方の「一帯一路」建設と中欧経済貿易の発展を促進した。

2017年9月、瀋陽局グループは中鉄コンテナ輸送有限責任公司と連携して、エレンホト経由の瀋陽-ドイツ・デュースブルク間の中欧班列を開通した。

現在、瀋陽、大連、営口などの都市を起点とし、満洲里とエレンホト口岸から出国し、ロシア、ポーランド、ドイツ、チェコなど複数のヨーロッパ国家と結ぶ「6点5線」の専用輸送列車の運行が形成されている。

中欧班列の運行本数の増加につれて、輸送貨物の品目も豊富になってきた。現在、班列の貨物は電子設備・衣服・靴・帽子・自動車部品などを含む多くの品目をカバーしている。同時に、ヨーロッパから帰国する際には、機械設備部品をはじめとする貨物輸送が定着し、鉄道輸送の「重去重回」(行きも帰りも満載)が実現された。

瀋陽局グループによれば、中欧班列の輸送時間を海運より60%短縮し、輸送料金を航空輸送より80%引き下げ、企業の現金支出の圧力を緩和させた。(遼寧日報2018年4月21日)