ウラジオに黒龍江省通商代表部開設

2018年05月15日

エリナのささやき

新潟市で起きた女児殺害、死体遺棄事件は容疑者が逮捕され、西区の現場周辺ではとりあえずホッとした雰囲気になったのでは。取材陣の姿がなくなり、はやく通常に戻りますように。▼今回の事件では子どもたちに対する「見守り」の態勢が話題になりました。雪かきして通学路を確保した大雪の1月のことも思い出します。高齢化社会とともに、地域と住民の関係も変わってくるのでしょうね。▼米子市内の旧加茂川沿い。城下町の風情があるような、さびれてしまったような…。住んでいる人も少なくなっているのかも。▼ロシアや中国の住民自治ってどうなのだろう。今日の海外ビジネス情報は、ウラジオストクからの話題など。

海外ビジネス情報

◇ウラジオに黒龍江省通商代表部開設

黒龍江省が沿海地方に通商代表部を開設したことを、沿海地方政府広報室が伝えている。25日の開所式には同省副省長、在ウラジオストク中国総領事、その他中ロ経済界の関係者が出席した。

沿海地方のドミートリー・ブラティネンコ副知事は、沿海地方と黒龍江省が好調な貿易経済関係を示していると述べた。「昨年だけで、この数字は20%拡大した。我々にとって、ウラジオストクに黒龍江省通商代表部が開設されることは非常に名誉なことだ」と副知事は述べた。

「沿海地方と黒龍江省は中ロ地域間交流の中心地の一つだ。通商代表部の開設は、両地域間の経済交流の拡大と強化の新たなチャンスを与えるという新たな要求に応えるものになるだろう」という総領事の談話を中国総領事館広報室が伝えている。(インターファクス4月26日)

 

◇トルトネフ副首相 対モ貿易の拡大を関連省庁に指示

ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表が、ロシア極東とモンゴルの貿易取引を12倍に拡大するよう指示したことを、極東開発省広報室が27日に伝えた。

広報資料によると、トルトネフ副首相はモンゴルのフレルスフ首相、エンフトブシン副首相との会談後に、ロシア極東とモンゴルの貿易高を12倍に拡大するという指令を出した。この目的で、極東開発省とエネルギー省、ロモ貿易経済・科学技術協力委員会の調整役でもある天然資源・環境省は、連邦政府、極東連邦管区構成主体の関連機関と協力し、モンゴルとの共同プロジェクトの実施のための産業部門を3カ月中に特定し、ロシア極東からモンゴルに輸出できる製品をリストアップすることになった。

両国の貿易総額(約14億ドル)のうち、ロシア極東のシェアは4000万ドルを少し超える程度。ロシア極東からモンゴルへの2017年の主な輸出品は鉱物資源、燃料、石油・石油加工品、電気機械だった。協力の方向性の一つになりうるのが、物流だ。シベリア鉄道と連結しているモンゴルは、将来のアジア太平洋諸国への輸出のためにロシア極東の港に物流ターミナルをつくりたいと考えている。トルトネフ副首相は極東開発省に、この方向性の展開を検討・分析するロモ作業部会の設置を指示した。(タス通信4月27日)