2024年までのロシア発展の国家目標と戦略的課題が承認

2018年05月21日

エリナのささやき

いつの間にか世の中がクールビズになっていますが、まだコールドビズな感じ…。▼クールビズ、もともとは環境対策。経産省では「エネルギー基本計画」の見直し案を出しましたが、これで日本のエネルギー・環境対策は大丈夫なのだろうかと心配な感じも。今日の海外ビジネス情報は、ロシアの発展目標に大統領が署名したという話題。こちらの計画はどうなのだろう。▼気候がヘンテコで、日中なのに10度まで気温が下がった週末、新発田市のK酒造内であった「へんてこ展」に行ってきました。ヘンテコどころか、素敵なアクセサリーや帽子の展示会。会場のK酒造も、素敵。昭和5年に建てられたという羽目板貼りや下見板貼りの建物群が郷愁を誘います。

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◇2024年までのロシア発展の国家目標と戦略的課題が承認

プーチン大統領が大統領令「2024年までのロシア連邦発展の国家目標と戦略的課題」に署名した。この大統領令は、突破口として、ロシア連邦の科学技術と社会経済の発展の推進、人口増大、国民の生活水準の向上、快適な住環境の整備、各人の自己実現と才能発揮のための環境とチャンスの創出を目指している。

「極東は21世紀を通して国家の主要優先事項とされた。既に、国内東部地域向けに、ロシアと世界に類を見ない法律上の決定が行われた。これは、無償土地供与、電気料金の引き下げ、ビジネスと投資プロジェクトの支援だ。特に重要な分野(教育、スポーツ、文化、保健医療など)に関する国家プログラムでは、専用の『極東枠』が設けられ、ロシア極東向けに規模の拡大や特別支援が予定されている。新しい製造施設が建設され、雇用が創出される地域での社会的成長点の形成、人口動態が特に重視される」とアレクサンドル・ガルシカ極東開発大臣が述べた。

2024年までに政府は、安定した人口の自然増と、78歳までの寿命の延伸(さらに2030年までに80歳)を確保しなければならない。大統領令では、国民の幸福と生活の質を高めることも記されている。実質収入の安定成長、インフラ水準より高い年金給付水準の設定、貧困水準の半減が予定されている。少なくとも500万世帯の住環境の改善が毎年想定されている。国内のテクノロジーの開発が重視される。イノベーションを推進する団体の数が増やされる見込み。経済と社会保障部門ではデジタル技術の導入が急がれる。ロシアは世界の5大エコノミーに入るはずで、政府は、インフレを4%以下に抑えることも含めたマクロ経済の安定の維持を求められている。大統領令には、主要経済部門、特に製造業と農業における最新テクノロジーをベースに成長し、高度技能人材を有する高生産性輸出指向型部門の形成が盛り込まれている。

大統領令を履行するために政府は、主要分野すべてに関する国家プロジェクト(プログラム)を10月1日までに大統領付属評議会に提出することになっている。

「ロシア極東開発省は必要なプログラム全ての策定に積極的に係る。『極東枠』の検討に特に重点が置かれるだろう。向こう3年間、極東地域は6020億ルーブルを連邦予算から受け取る。ちなみに、これは2015~2017年に対してプラス750億ルーブルだ」とガルシカ大臣は解説した。(極東開発省HP 5月7日)