バヤンノール初の中欧班列、臨河駅から出発
2018年05月24日
エリナのささやき
北朝鮮の変化を期待してか、丹東や琿春の中朝国境の町で不動産投資がブームになっているようです。丹東の鴨緑江沿いの新築マンションの価格は、1平方メートル当たり約8千元(約13万円)、3月の金正恩氏訪中前の倍になったとか。丹東も琿春も“第2の深圳”を標榜していますが、町が大きくなるだけでなく、住民の暮らしも豊かになりますように。▼今日の海外ビジネス情報は、中モ国境地域・バヤンノールの話題など。日本海側のニュースは北海道から「日ロ学生、交流拡大を 大学協が設立総会」(北海道新聞5月20日)。日ロ各25校の大学が「日露大学協会」を設立しました。▼バヤンノールって、Google Earthでみるとゴビ砂漠の中のオアシスみたい。こちら(↓)、鳥取砂丘にもオアシスがある風景。
海外ビジネス情報
◇バヤンノール初の中欧班列、臨河駅から出発
5月10日、内モンゴル自治区バヤンノールで初の中欧班列開通式が臨河鉄道貨物駅で行なわれた。この中欧班列は50のコンテナで編成され、約1150トンの貨物を積み、総距離8352キロメートルを15日間かけて運行する。
今回の班列に積まれたヒマワリの種は五原県大豊糧油食品有限公司のもの。当公司が加工する製品の85%は輸出を目的としている。同公司は中国国内最大のヒマワリの種の産地・内モンゴル河套平原に位置し、同地域のヒマワリの種の年間輸出量は18万トン、そのうち90%が中東・欧米市場へ販売されている。「一帯一路」構想の推進にともない、バヤンノール市農産物の輸出先は30以上の国家・地域から80以上に増加した。
これまで、河套地域の農産物・副産品は海運で天津港から出国し、輸送期間は35~40日間だった。今回の輸送専用列車の開通により、輸送期間は20~25日間に短縮できるだろう。(内モンゴル日報5月11日)
◇EV充電ステーションの整備 ウランバートルが企業と連携
ウランバートル市役所は自費で充電ステーションを建設、運営し、メンテナンスサービスを行う企業と連携する方針を打ち出した。これを受けて、ウランバートル市環境部は市内における充電センターの建設協力への民間企業の申込みを、6月8日まで受け付ける。
ウランバートル市役所は交通機関の排気ガス排出量の削減や環境破壊の軽減の対策を段階的に講じている。特に、昨年9月1日から市内のEV走行の制限が解除され、道路使用税が免除されている。
さらに、2018年のウランバートル市第A/271号決議に従い、「首都でのEV利用拡大計画」が承認された。(MONTSAME 5月11日)