遼寧省営口市、生産額1000億元規模の三大産業園を重点的に建設

2018年06月04日

エリナのささやき

土曜は、留学生のための就職相談会「国際人材フェア・にいがた2019」を開催しました(↓)。14回目にして最多の35社の出展ブースで、約100名の留学生が就職相談しました。好天に恵まれ、晴れ晴れとした結果が生まれればうれしいですね。▼新潟県知事選は最後の1週間。国際人材フェアの日、新潟市では保守系候補が女性国会議員を集めれば、革新系候補には野党の党首6人が集結して、お互い火花を散らしたようです。接戦が伝えられる今回の知事連、投票率がグンと上がるといいですね。▼今日の日本海側のニュースは「大連で北前船フォーラム 日中観光発展へ双方向交流促進」(秋田魁新報5月28日)。海外ビジネス情報も中国から遼寧省と吉林省の産業集積・イノベーションの集積地の話題です。

海外ビジネス情報

◇遼寧省営口市、生産額1000億元規模の三大産業園を重点的に建設

先頃、遼寧(営口)沿海産業基地は「開放共有・魅力新区」をテーマとするビジネス誘致推進会議を開催し、営口市の地元企業や江蘇省、浙江省、山東省などの参加企業、瀋陽化工研究院などの科学研究機関に向け、生産額1000億元規模の三大産業園を重点的に建設する計画を紹介した。

三つのプロジェクトの第一はアルミニウム加工産業園だ。この産業園は、計画面積が約20平方キロメートル、高強度かつ大断面のレール形材・自動車形材・コンテナ形材・宇宙開発形材・冷間圧延設備・金型(かながた)・建築型枠・自動車ハブなどのアルミ深加工産業を重点的に発展させる。

次は、精密化工産業園。この産業園は、計画面積が33.56平方キロメートルで、江蘇省、浙江省、山東省、京津冀周辺地域にある多くの化工企業が省外に移転する機会をとらえ、高い技術水準と付加価値をもつ化工企業を積極的に産業園に誘致し、生産額1000億元規模のグリーン精密化工産業の集中地とする。

最後は、モバイルエネルギー産業園。この産業園は、年間発電量60億キロワットの薄膜ソーラーバッテリー部品を開発する漢能グループ有限公司のプロジェクトに依拠し、営口市金能モバイルエネルギー産業園プロジェクト、東北地域における漢能ハイエンド設備の製造・販売決済センターなどのプロジェクトの建設を推進し、ハイエンドソーラー発電設備製造産業と軍事・民間融合産業の育成と発展に力を注ぐ。(遼寧日報5月23日)

 

◇長吉図国家科学技術成果移転・実用化示範区、承認される

先頃、科学技術部が発行した『吉林省において長吉図国家科学技術成果移転・実用化示範区の建設を支援することに関する書簡』(国科函創〔2018〕24号)は、吉林省が長春新区を中心的な牽引役としていることを表している。長春・吉林・延吉のハイテク区など国家レベルのプラットホーム建設を目指す長吉図国家科学技術成果移転・実用化示範区が科学技術部の承認を得て、科学技術部が承認した7番目の示範区となった。

示範区の建設は、国家発展戦略と吉林省の経済社会の発展需要を重視し、全国の重要な科学技術成果の集中区となり、北東アジアに向けた技術移転の中心になるよう建設を努力する。吉林省の実際に合わせて、示範区は医薬健康・設備製造の特色ある二大産業群を重点的に打ち立てる。(吉林日報5月25日)