大連税関、出入国貨物通関票廃止
2018年06月13日
エリナのささやき
先の読めない米朝両首脳の歴史的会談は、「非核化」と「体制保障」という互いに工程表のない約束が交わされ、終わりました。朝鮮戦争の終結には至らず、これからもいくつもの山場があることが予感されますが、今回の米朝合意を北東アジアの安定と発展に向けた大きな一歩としなければなりません。さて、ERINAとしてはどのようなシナリオを描いていきましょうか。▼写真は、橋の色が変わると北朝鮮、という中国・図們からの一枚。今日の海外ビジネス情報は、大連での貨物の出入国管理や越境電子商取引に関する話題です。
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◇大連税関、出入国貨物通関票廃止
税関総署の公告によれば、大連税関は6月1日から「出入国貨物通関票」を全面的に廃止し、大連管轄各口岸の出入国の法定検査検疫貨物すべてに適用する。
もともとの申告方式は、法定検査検疫に関わる輸出入商品は、出入国検査検疫部門が発行する「出入国貨物通知票」に基づいて行われていた。全面的に廃止されると、検査検疫が必要な輸入商品を申告するとき、企業は申告票に添付する証明書欄に通関票のコード番号と整理番号を改めて記入する必要はなく、申告と検査報告一体の「単一窓口」を通じて、税関に1回申告するだけでよい。企業は申告票の添付欄に電子証明書で交付された検査検疫整理番号とコード番号「A」を記入する。また、法定検査検疫が必要な輸出商品を申告するときは、電子証明書で検査報告した企業の電子台帳データ番号を記入し、コード番号「B」を記入する。(遼寧日報6月5日)
◇大連金普新区と15の地方政府、越境電子商取引連盟園区を共同建設
大連市金普新区は先頃、鞍山市騰鰲経済開発区と越境電子商取引地域連盟戦略協力協定を締結し、越境電子商取引連盟園区を共同建設することに合意した。これは金普新区越境電子商取引総合試験区および経済貿易協力区(以下「越境総貿区」)が「東北連盟園区」運営戦略を実施して以来の一つの成果で、これまでに金普新区と越境電子商取引連盟園区を共同建設することに合意した東北後背地の地方政府は15に達した。