中ロ地方協力交流フォーラムと中ロ友好都市協力フォーラムが開幕

2018年06月27日

エリナのささやき

中国・大連で、戦前の「満州国」時代に建てられた住宅が次々に取り壊されたり閉鎖されたりしている一方、古い建物を保護しようという動きもあるとか。こうした事例はたいてい、壊すのは簡単だけれど守るのは難しく、それだけに守る価値が大きいケースが多いように思いますが、さて…。▼今日の日本海側のニュースは北海道から「女満別に仁川チャーター便 大韓航空が7、8月」(北海道新聞6月20日)。海外ビジネス情報は黒龍江省ハルビンでの中ロ協力フォーラムの話題。ハルビンで古い建物といえば、帝政ロシア期のこのホテルも(↓)。

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◇中ロ地方協力交流フォーラムと中ロ友好都市協力フォーラムが開幕

6月16日、中ロ地方協力交流フォーラムと中ロ友好都市協力フォーラムの開幕式がハルビンで開催された。中ロ友好・平和・発展委員会地方協力理事会の中国側の主席で省委員会書記、省人民代表大会常務委員会の張慶偉主任が挨拶した。ロシア側はヤロスラヴリ州政府のミロノフ知事の代理でアヴジェーエフ副知事が、中国政府上海協力機構事務特別代表で国家協調員の孫立傑大使と中国人民対外友好協会の宋敬武副会長も挨拶した。王文涛省委員会副書記・省長が開幕式の司会をした。

張慶偉主任は、黒龍江省はみなと共に地方協力の「エンジン」をバージョンアップさせ、積極的に資源の付加価値加工などの重点分野の協力を推進し、共同で新しい運動エネルギーを育成・発展させ、友好都市が相互に「橋」を構築し、友好都市交流協力をさらに順調に、確実に、効率よくするよう努力し、人文交流の「肥沃な大地」をつくり、中ロ地方協力交流年の機会をとらえ、地方協力と友好都市協力の新しい章を描いていくと述べた。

アヴジェーエフ代表は中ロ友好地方協力理事会の枠組のもと、中ロ両国の省と州で得た実績を回顧した。プーチン大統領と習近平主席の戦略的な指導と直接的な推進のもと、両国はすべての面での相互に利益となる協力が深まったとし、ロシア側はユーラシア経済同盟と「一帯一路」建設とを接続するチャンスにより、双方が経済貿易・人文分野の協力を深め、地方協力を新しいステージに乗せるよう助力すると述べた。

開幕式後、中ロ地域の経済貿易・投資・科学技術・工業の企業マッチングなどが行われた。(黒龍江日報6月17日)