遼海欧大ルート、2本目の北極航路開通

2018年07月11日

エリナのささやき

ハザードマップによれば、倉敷市真備町だけでなく、ここ新潟市の広い範囲など日本の多くの河口付近は想定最大規模の浸水が2、3~5メートルに及ぶ危険地域になっています。河口付近には当然、人が多く住んでいます。気候変動の影響で想定最大規模の降雨が頻繁に起こったり、海抜以上の津波に襲われたりするようであれば(↓)、どう備えたらいいのでしょう。▼今日はエリナちゃんの誕生日であるだけでなく、世界人口デーでもあります。いま、世界では1日に20万人もの人口が増えている一方、日本では1日に500人以上の人口が減っているそうです。水害で亡くなられた方々のご冥福を祈ります。▼今日の日本海側のニュースは「金沢港クルーズ船誘致 欧州見本市に単独出展へ」(北陸中日新聞7月5日)。海外ビジネス情報は、遼寧省と欧州を結ぶ北極海航路の話題など。

海外ビジネス情報

◇遼海欧大ルート、2本目の北極航路開通

6月30日、「遼海欧」国際輸送大ルート2本目の北極航路が開通した。貨物船「天佑」号が8600トンの鉄骨梁を積載して営口港を出発し、日本海、ベーリング海、ベーリング海峡を経て北極北東航路に入り、スウェーデンのヘルネサンド、ロシアのサンクトペテルブルク、オランダのアムステルダムの3カ所に到着する。

「天佑」号の葉行専船長によると、今回の運航は32日間を予定し、既存の航路より14日短縮できる。燃料を含む1回の運航コストはこれまでより約200万元節約できる。

「遼海欧」は貨物船が遼寧省の港湾から出港し、北極東北航路を経由し、最終的にヨーロッパ各港湾に到着する海上輸送大ルートで、総距離2936海里、ヨーロッパの各港湾を最終目的地としている。営口港生産業務部の責任者によれば、昨年、営口港の対外貿易貨物は合計670万トンで、約150万トンがヨーロッパへ運ばれ、そのうち、30万トンの貨物は北極北東航路の利用に適しているという。(遼寧日報7月1日)

 

◇東北と西南地域を結ぶ高速鉄道が初運行

中国鉄道瀋陽局グループ有限公司によれば、7月1日、瀋陽北駅と成都東駅を結ぶ高速鉄道列車G1284/1、G1282/3号の運行が始まった。これは「東北発、四川行」の初めての高速鉄道列車で、東北地域と西南地域を結ぶ最初の高速鉄道列車だ。

この列車は遼寧省、天津市、河北省、河南省、陝西省、四川省など多くの省を通過し、距離2556キロメートルの全国でも有数の長距離ルートで、運行時間は14時間33分。

また、中国鉄道瀋陽局グループ有限公司は2018年7月1日0時から新しい運行ダイヤを実行する。このダイヤに基づき、長春市、瀋陽市、長沙市を結ぶ初の高速鉄道列車の運行が始まり、瀋陽から長沙までの所要時間はこれまでの22時間04分から11時間48分に短縮される。(遼寧日報7月2日)

 

◇モンゴルと韓国の住宅金融団体が提携

モンゴル抵当公社は2日、債券に関する第5回ハイレベル会合をウランバートルで開いた。この会合でモンゴル抵当公社は韓国住宅金融公社と提携覚書に署名した。

この覚書は、住宅と住宅ローンの市場での共通目標の達成のための協力を強化し、喫緊の諸問題や最近の重要な課題を処理し、住宅金融の進歩のための先進的戦略の実行ノウハウを交換し、この分野で共同調査研究を行うことを目的としている。

ハイレベル会合はモンゴル抵当公社が財務省、建設・都市計画省、金融モニタリング委員会と協力して開催した。(MONTSAME 7月3日)