連邦当局が国内の大気汚染ワースト地域を発表

2018年07月12日

エリナのささやき

新発田市に生まれたエリナちゃんの記憶に残る加治川の桜並木。1966、67年の夏に2年続きで加治川は氾濫し、その原因の一つに桜並木の根が堤防を弱めたことがあると言われています。その後の治水工事により、加治川の本川と分水路を分けていた分水門(↓)は役割を終え、堤防の外に桜並木が復元されています。それでもその流域のハザードマップを見ると、最大5メートルまでの浸水が想定されている所があります。気候変動を抑えなくてはなりません。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシアの大気汚染の話題など。日本海側のニュースは北海道から「外国人向けローン展開 ルスツのコンドミニアム対象」(北海道新聞7月5日)。

海外ビジネス情報

◇連邦当局が国内の大気汚染ワースト地域を発表

連邦消費者保護・福利監督局(Rospotrebnadzor)の2017年を総括する報告書によると、関連サンプルのデータに基づき、最も大気の汚れている地域はブリヤート共和国だ。ワーストスリーにはハバロフスク地方、イルクーツク州も入った。Rospotrebnadzorの報告書によると、ブリヤート共和国は、都市と村落部の汚染数値から、総合58等級となっている。

もっとも大気汚染数値が低く、総合1等級が記録されたのは、マガダン州、チェチェン共和国で、さらに12地域(アムール州、アルハンゲリスク州、カムチャツカ地方、カラチャイ・チェルケス共和国、ノブゴロド州、アルタイ共和国、カレリア共和国、カルムイク共和国、モルドビア共和国、スモレンスク州、ハンティン・マンシ自治管区、ヤマロ・ネネツ自治管区)がこれに続く。

サンクトペテルブルクは、大気汚染度で国内第4位、モスクワは第13位だった。

ブリヤートは、このワーストランキングの上位に入るのは初めてではない。例えば昨年、ブリヤートはイルクーツク州について第2位だった。この継続して気がかりな状態の原因の一つに、民間部門の石炭ボイラーの使用に由来するベンゾピレンの排出がある。この問題の解決の一環で、地元当局はセントラルヒーティングへの完全移行を計画している。(TASS、ロシースカヤ・ガゼータ7月4日)

 

◇ソフガワニがウラジオ自由港に 大統領が法律に署名

プーチン大統領は、ソビエツカヤ・ガワニをウラジオストク自由港に加える法律に署名した。この法律は法務情報ポータルサイトで公表された。ソブエツカヤ・ガワニ地区では15件の投資プロジェクト(540億ルーブル余り)が実行され、約1800人の新規雇用が創出されることになっている。

連邦法「ウラジオストク自由港」は2015年10月に発効。極東開発省広報室からの情報によると、現在、ウラジオストク自由港制度は沿海地方、カムチャツカ地方、ハバロフスク地方、サハリン州、チュコト自治管区の自治体を対象としている。ハバロフスク地方で自由港の待遇を受けているのはワニノ地区だ。2017年にはサハリン州ウグレゴルスク市管区が自由港に加えられた。ウラジオストク自由港の入居資格を得た投資家の数は116社から483社に増え、民間投資金額は3840億ルーブル、新規雇用創出数は3万8000人となった。(DV.land 7月4日)