天然資源・環境省が小売りチェーンでのレジ袋の廃止を提案

2018年08月22日

エリナのささやき

釜石といえばラグビー、という街だった岩手県釜石市ですが、ラグビーチームの母体だった新日鉄釜石の高炉の停止(1989年)、東日本大震災の津波(2011年)により、人口の減少など悩み多い地方都市の一つになっています。その釜石に、来年のラグビーワールドカップ日本大会に向けた新しいラグビー場ができたのは、とてもうれしい話題ですね。トップチャレンジリーグに属するラグビーチーム、釜石シーウェイブスにも頑張ってほしいですね。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシアでのロジ袋に関する話題。地球環境への関心は、世界中でどんどん大きくなっています。昨日の職場からの素敵な空と雲の景色が損なわれませんように。

海外ビジネス情報

◇天然資源・環境省が小売りチェーンでのレジ袋の廃止を提案

ロシア天然資源・環境省が小売りチェーンでのレジ袋の廃止を提唱している。

これまでの報道によると、小売企業協会(ロシアの大手小売りチェーンをまとめている)に加盟している小売業者らが、自らの店舗でのレジ袋の廃止を検討している。ただし、すべての企業がこのような措置に乗り気というわけではない。

「ロシア天然資源・環境省はプラスチックごみを減らそうという小売りチェーンのイニシアチブに賛同している。小売りチェーンは現在、使用後ごみになる包装材を使った商品の販売の大部分を占めている」と同省では話した。

天然資源・環境省によれば、ロシアの法律は商品のメーカーに対して、ごみのリサイクルの義務を重ねて課している。この際、使い捨てレジ袋は、販売店舗での商品の販売時に追加で生まれるごみ、ということになる。

2017年10月、セルゲイ・イワノフ大統領特別代表(自然保護活動、環境問題、交通運輸担当)がロシアで、レジ袋に対する環境税の導入と紙袋の製造の支援を提唱。多くの小売りチェーンは既に無料のレジ袋の配布を止めているが、レジ袋の販売は止めていない。(RIA 8月13日)

 

◇中ロ天然ガスパイプライン東ルート北部区間、工事順調

8月の黒河は強い日差しが火のように強く、暑くてむしむしする。中ロ天然ガスパイプライン東ルート北部区間の黒河区建設現場では作業員らが厳しい暑さの中でパイプを溶接している。

中ロ天然ガスパイプライン東ルートプロジェクトは、中国がはじめて口径1422ミリ、X80グレード、12兆パスカル高圧に耐えられる超大口径かつ高強度の鋼管を導入して建設する世界レベルの天然ガスパイプライン工事だ。このパイプラインは中ロ国境・黒河市から始まり、終点の上海に至る9省・区・市を経由し、3710キロメートルが新設パイプで、1700キロメートル余りの既設パイプも組み込まれて計画されている。来年10月には北部区間が営業を開始し、2020年末には全線が開通する見込みだ。

完成すれば、中ロ天然ガスパイプライン東ルートは現在の地域天然ガス輸送パイプラインネットワークに接続し、東北、環渤海湾、長江デルタ地域に、良質で環境にやさしい天然ガスを安定的に供給できる。中ロ両国が定めた毎年380億立方メートルの輸送量で計算すると、二酸化炭素の排出量が年間1.42億トン、二酸化硫黄の排出量が年間182万トンされることになる。(黒龍江日報8月14日)