アルチョムで特殊車両組立工場が稼働

2018年09月10日

エリナのささやき

週末は、越後妻有全域を舞台とする3年に1度の「大地の芸術祭」を回ってきました。人の暮らしが自然と共にあり、宇宙にも包まれている。そんな感覚が少しでも体の中に残ったとすれば、素敵な体験だったのではないでしょう。土曜夜、メイン会場の一つ「能舞台」で、オーストラリアの先住民アボリジニの伝統楽器「イダキ」(写真中央の巨大な尺八のようなもの。分厚い音が響きます)などによるパフォーマンスは、まさに大地の音楽と踊りでした。▼今日の海外ビジネス情報は、ロシア極東で冬の道路整備用車両の製造が始まった話題など。10月が過ぎれば、アムール川が凍り始め、極東に冬の大地の厳しさがやってきますね。

海外ビジネス情報

◇アルチョムで特殊車両組立工場が稼働

アルチョム市(沿海地方)で稼働した新しい道路整備用特殊車両工場で、道路の冬季メンテナンス用特殊車両の製造が始まった。それらは路盤の雪を払い、同時に薬剤を撒く。

この特殊車両を製造しているメルカトル・ボストク社の話では、これらは、ロシアの何百という道路建設業者の使用経験と要望を踏まえた、同社の設計者とヨーロッパの専門家の長年にわたる共同研究の成果だという。3段階方式の品質管理を経た特殊車両は、特にコストをかけず、最低10年は動く。

新しい工場をアンドレイ・タラセンコ知事代行が訪れた。彼は、「このような特殊車両は沿海地方にとって必要だ。ただし、会社は製品の種類を増やす必要がある。沿海地方にはクレーンも、重油用タンクローリーも必要だ」と述べ、アルチョム市当局に対し、新工場での地元の単大生の実習と、職業専門学校でのこの工場向けの専門家の育成を、メルカトル・ボストクと共同で組織するよう指示した。

メルカトル・ホールディング(道路用・土木工事用特殊車両)のルスラン・ポポビチ副社長(開発・戦略コミュニケーション)によれば、既に工場では40名が作業しており、製造の拡大が予定されているという。例えば、5年間でプロジェクトの投資総額は約5億ルーブルになる。第2段階(2019~2020年)、第3段階(2021~2022年)では、車体の部品の現地生産を可能にする設備が設置される。工場の特殊車両の生産力は年間500台で、そのラインナップには通年の道路メンテナンス用の「メルカトル」の車両及び設備の全品目が入っている。(ロシースカヤ・ガゼータ8月30日)

 

◇第12回延吉・図們江地域国際投資貿易商談会(図洽会)が開幕

爽やかな秋風が吹き、稲の花の香りが漂う8月29日、第12回中国延吉・図們江地域国際投資貿易商談会が延吉国際コンベンションセンターで開幕した。フランス、北朝鮮、アメリカ、韓国の駐瀋陽総領事館の代表、友好都市の代表、国内外の経済貿易団体・企業界の代表が開幕式に出席した。

今回の商談会は「開放・イノベーション、協力、ウィンウィン」をテーマとし、「延辺州経済貿易協力のプラットフォーム、吉林省の対外開放の窓口、図們江地域国際交流の担い手、『一帯一路』建設の貿易の中枢」と位置づけられ、商品展示・商談、投資協力、経済貿易フォーラム、広域観光という4エリアで構成されている。会場では合計406ブースが設けられ、国内外からの参加者は約1万人、そのうち、出展者は約1500人、バイヤーと視察者は約6000人という。

メイン会場である延吉での経済貿易交流イベントのほかに、敦化では中国医薬品質管理サミットおよび敦化医薬フォーラム、琿春では図們江地域自由貿易区シンポジウムなどの経済貿易イベントも開催され、今回の商談会では投資商談と経済貿易交流がより重視されている。

8月28日に行われた投資環境説明会およびプロジェクト調印式典では、投資総額207.38億元を含む合計23件のプロジェクトが調印された。(吉林日報8月29日)