アムール州の新知事が始動
2018年10月04日
エリナのささやき
近頃、ピアノリサイタルなどで、楽譜をタブレットPCに収めて演奏している姿をよく見かけるようになりました。今朝のNHK『クラシック倶楽部』でもそうだったのですが、ふと気が付くと、楽譜本には付き物の譜めくりの人がいず、タブレットの楽譜ページが自動で変わっていくのです。あれはbluetoothか何かでめくっているのだろうかと調べてみると、足元にペダル式の譜めくり装置があるらしい。演奏会の運営も変わってきているのですね。▼土門拳記念館の廊下は日めくり的。▼今日の海外ビジネス情報は、昨日日続き、ロシア極東の首長選挙の話題から。
海外ビジネス情報
◇アムール州の新知事が始動
27日に正式に就任したアムール州のワシーリー・オルロフ知事は、州で始まった数多くのプロジェクトを後任者に引く次ぐことなく完成させたい、と頻繁な地方の首長交代に関するマスコミの質問に答えた。
「規模的に、最も重要なのはガス加工プラント、さらに個人的に期待しているSIBURが建設するガス化学コンビナートだ。直近ではアムール川の護岸工事に着手し、ロープウェイの建設を開始する。自動車橋(ブラゴベシチェンスク-黒河)が完成しつつあるし、中国への鉄道橋の建設計画もある」とオルロフ知事は述べた。
知事はさらに、ブラゴベシチェンスクへのゼヤ川自動車橋の建設を上手く着工させたいと考えている。
直近では、新知事は、就任式でユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表から手渡された大統領府の「レッドファイル」の内容に目を通さなければならない。「ファイルの中身はロシア連邦大統領、政府からのアムール州の発展に関する命令だ。すべきことがまだたくさん控えていて、州内では32の公共施設が建設中だ。スボボドヌイ地区を開発しなければならない。そこでは大型の工場が建設中だが、市はあれだけの数の新しい住民、従業員を受け入れる用意ができていない」とトルトネフ副首相は説明した。
27には、得票率55.6%で当選したオルロフ知事の就任式が行われた。(インターファクス9月27日)
◇サハ共和国の新首長が始動
27日、アイセン・ニコラエフ氏がサハ共和国(ヤクーチア)の新首長に就任した。
ヤクーチア中央選挙管理委員会のアレクセイ・エフィモフ委員長が共和国首長選挙結果を発表し、選挙の成立を承認したあと、ニコラエフ氏が二カ国語で宣誓した。
新首長はさらに、現在、政府の前には経済の大規模な刷新、産業振興の課題があると述べた。「共和国の発展での重要な問題は、レナ川の架橋になるはずだ。我々はこの数世代にわたるヤクーチア住民の夢が実現するよう力を尽くす」とニコラエフ首相は述べた。
ニコラエフ首長によれば、ヤクーチアの環境福祉に関する首長令が、就任後最初に署名する命令になるという。「この首長令は環境や共和国のきれいな森林・河川の保全、工場の活動による環境損害の軽減、共和国の居住区域における安全で快適な環境の醸成、社会全体のエコカルチャーの形成に係る方策を定めるものだ」と新首長は明言した。
すでに報道されたように、アイセン・ニコラエフ氏は与党「統一ロシア」から首長選挙に立候補し、得票率71.41%(22万9314票)で当選した。(インターファクス9月27日)