トルトネフ副首相「沿海地方での車両緊急通報システムの設置を任意に」

2018年10月25日

エリナのささやき

サウジアラビアでのジャーナリスト殺害事件、シリアからの安田氏解放…。それぞれ性質の違うニュースなのだろうけれど、中近東は東アジアとは全く違う世界で、行ってみないと分からない、行っても分からない感じ。▼ロシアもだいぶ分からないところがあって、今日の海外ビジネス情報は、日本の中古車輸入抑制に的を絞っていたのだろう車両緊急システム「ERA-GLONASS」の設置義務が一転、近く任意になる、という話題など。ERA-GLONASSとは、車両事故等があったときにGPSによって最寄りの警察などへ自動で通報されるシステム。欧州では「eCall」と呼ばれ義務化されているけれど、日本はどうなのだろう。▼このレンタカーのコックピットを撮っておけばよかった。借りた当初、見た目には正常なタイヤの異常が液晶画面で警告されて参ったけれど、VWディーラーの店を見つけて診てもらったら、画面上を指先でヒョイヒョイ操作するだけで「OK!」だとさ。

海外ビジネス情報

◇トルトネフ副首相「沿海地方での車両緊急通報システムの設置を任意に」

沿海地方住民は、右ハンドルの輸入車に車両緊急通報システム「ERA-GLONASS」を設置すべきかどうか、自分で決めることができる。ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表が17日、ウラジオストクでの会議でこのように述べた。副首相はさらに、1~2週間以内に関連提言を起草するよう産業商務省に指示した。

2017年から施行されている関税同盟技術規則「車両の安全について」に従い、全ての新車、さらにロシアに輸入される自動車は車両緊急通報システムERA-GLONASSを搭載しなければならない。沿海地方ではこれが、日本から輸入される中古車の値上がりと装置の不具合(作動しない場合がある)を招いた。輸入中古車を税関が登録できるよう、専用の一時的行動手順が策定され、その期限は2019年7月1日に満了する。

「ERA-GLONASSのない右ハンドル車を輸入する権利を人々が1カ月中に得られるように、1週間、最大2週間ですべてを解決するよう頑張る。これは、自分でしかるべき機材を購入して設置するという個人の権利を否定するものではないが、この手続きは任意なものになるべきだ。コジェミャコ沿海地方知事代行に賛成だ。我が国の右ハンドル車の大部分は中古車であり、それらは現在、国民の低所得層が購入していて、彼らから3万ルーブル余りを追加で徴収することは、控えるべきであろう」と沿海地方の社会経済発展に関する会議で、トルトネフ副首相は産業・商務省関係者に対して述べた。

産業・商務省のアレクサンドル・モロゾフ次官は、関連する提言は準備される、と述べた。

沿海地方のオレグ・コジェミャコ知事代行が述べたように、機材設置費が2018年4月1日より、2万8000ルーブルから3万3000ルーブルに値上がりしたために、沿海地方住民はいっそうの出費を強いられている。「これは、平均月給の金額だ。この種の自動車を購入する人々は通常、金銭的に余裕がない、非常につつましく暮らしている人々であり、そういう人が大勢いる」とコジェミャコ代行は述べた。(タス通信10月18日)

 

◇オブニンスク原子力大学でモンゴルの専門家を養成

国営モン・アトムの幹部、国営通信社MONTSAME記者で構成するモンゴル代表団が13日、ロシアのオブニンスクに到着し、ロスアトム東アジアのアリーナ・クズネツォワPRマネージャーと共に、モスクワ物理工科大学国家研究原子力大学分校オブニンスク原子力研究所を訪れた。

代表団の訪問の目的は、オブニンスク・キャンパスの教育・実践拠点の見学と、学生および教職員、モンゴル人留学生との交流だった。原子力分野のロシアの先端技術のメリットについてモンゴルの主要大学に情報提供するための資料を作成する。

オブニンスク・キャンパスの職員が大学の活動を紹介した。さらに、代表団はキャンパスを見学し、医学部の放射薬学センター、シミュレーションセンターの活動、原子力発電所制御の基本操作トレーニングを見学した。

見学の後、代表団はオブニンスク・キャンパスでさまざまな方面で学んでいるモンゴル人留学生たちと面会した。同キャンパスでは現在、5人のモンゴル人学生が学んでいる。今年3月には、モンゴル人(2名)とトルコ人の学生が初めて、オブニンスク・キャンパスを卒業した。オブニンスクで学んだモンゴル人初の、そしてそれに続く学生たちが、世界の原子力分野でロシアを代表するロスアトムとの連携の重要な構成員となることが期待される。(MONTSAME 10月18日)