モンゴル企業が肉副産物を中国に輸出
2018年10月30日
エリナのささやき
新潟県としてはちょっと意外な感じの産業ですが、県北部の村上市に、世界の航空機メーカーのギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)を製造している会社があります。昨日は、その「新潟ジャムコ」に新潟県経営者協会下越支部の見学会に参加してきました。ラバトリーの対象機材は最新鋭の787を含むボーイング社のものですが、製造ライン上にはロシア語のサインが付いたものなど、世界中の航空会社で使われていることを感じます。▼今日の日本海側のニュースは「天津-青森、週4往復に増 中国・奥凱航空の冬季ダイヤ」(東奥日報10月25日)。こちらの機材もボーイング社のようですが、ジャムコ社が扱うものより小型の737。海外ビジネスは、モンゴルの肉副食品とロシアのダイヤの話題。
海外ビジネス情報
◇モンゴル企業が肉副産物を中国に輸出
「マフ・マーケット」社が、10万頭のヒツジトヤギのハラル屠畜と加工の際に出た肉副産物500トンを、中国に輸出している。同社は5種類の肉副産物(第一胃、腎臓、重弁胃、肺など)を分類して加工している。技術士のエンフトヤ氏によれば、会社は今年、10万頭のヒツジやヤギを屠畜する予定だという。
食料・農牧業・軽工業省のエンフバト次官は、同省が輸出向けの肉副産物加工システムを支援しているとコメントした。「多くの場合、我々は処理場がないために肉副産物を廃棄してきたが、今では、このような工場の出現とともに状況は変化した。消費者は肉副産物が体にいいことを知っているので、我々はそれらを分類、加工して市場に供給し、包装に配慮しなければならない」と、エンフバト次官は明言した。
畜産品を流通させるために、モンゴルは毎年、500万頭のヒツジを屠畜している。同時に、毎年10万トンの肉副産物が廃棄されているという数字がある。(MONTSAME 10月19日)
◇ウラジオでALROSAの大粒ダイヤの競売が始まる
10月22日から11月2日までALROSA社がウラジオストクで大粒ダイヤ原石(10.8カラット強)の競売を実施する。取引には166粒の宝飾用ダイヤ、計2607カラットが出品される。12.92カラットのファンシーカラー・ダイアモンド(ライトイエロー)も1粒、出品される。
「約80社を招待して、ウラジオストクで当社の今年4回目の競売がスタートする。素晴らしい品ぞろえが参加者をまっている。我々は2018年にロシア極東で行われてきたこれまでのオークションよりも少し品数を増やした」と、ALROSA統括販売会社のエグゲーニー・アグレエフ社長は述べた。