ハバロフスク地方の温室面積が今後3年間で2倍強に拡大か
2018年11月29日
エリナのささやき
カリフォルニア州の山火事がようやく収まったと思ったら、今度はオーストラリアのクイーンズランド州の中部で80件以上の山火事が発生したというニュースが。夏を迎えようとするオーストラリアは11月としては異例な摂氏40度を超す異常な熱波に見舞われているとか。来週からポーランドでは国連気候変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)が始まります。緊張感をもって注目したいものです。▼今日の海外ビジネス情報は、逆に寒い冬を迎えるロシアから温室栽培野菜の話題など。日本海側のニュースは新潟から「草の根交流、可能性探る 日韓友好テーマ、意見交換」(新潟日報11月23日)。▼暑すぎは禁物。クイーンズランド州の北方、世界遺産の熱帯雨林が焼け落ちませんように。
海外ビジネス情報
◇ハバロフスク地方の温室面積が今後3年間で2倍強に拡大か
ハバロフスク地方の企業は今後3年間で、さらに新しい温室野菜栽培施設をつくり、地方内の温室の面積を7.25ヘクタールから17ヘクタール強に拡大する、と20日、ハバロフスク地方農業省側がタス通信に語った。
「現在、地方内ではコムソモリスク・ナ・アムーレの『APKボストク』の第4期温室建設工事が進んでいて、温室の面積は4.9ヘクタール拡大し、野菜の生産量も2600トンに達する。『ハバロフスク』先行経済発展区(TOR)の入居者、JGCエバーグリーンは第3期温室建設工事(5.4ヘクタール)を始めることにしており、見込まれる年間生産量は2400トンだ」と農業省側は語った。
ハバロフスク地方政府のデータによると、もう一つ、農業経営体「ブトコフ」の温室を入れると、ハバロフスク地方の温室の総面積は、現在の7.25ヘクタールから2021年に17ヘクタールになる。
ハバロフスク地方農業省のデータによると、同地方では年明けから約1700トンの野菜・葉物野菜が栽培され、2018年末までにこの数字は1800トンに達しうる。2017年の野菜・葉物野菜の生産量は1000トンだった。この分野では、APKボストク、JGCエバーグリーン、ブトコフのほかに、「未来の農業技術」(葉物野菜)も活動している。(DV.land 11月20日)
◇モンゴルで内閣が総辞職か
与党モンゴル人民党会派リーダーのハヤンヒャルバー議員率いる27名の国会議員が20日、エヌボルド国会議長に内閣総辞職に関する公式書簡を手渡したことを現地メディアが報じている。
不信任決議の根拠は、憲法違反、一連の高官の職権乱用による汚職だ。モンゴル国憲法に従い、内閣総辞職決議案は15日間に審議されることになっている。76議席の国会で50%強が決議案に賛成すれば、内閣は総辞職に追い込まれる。(Asia Russia Daily 11月20日)